お金の話は、虚構で嫌い??

「私は理系人間です」つまり合理的な物の考え方が好きなのです。とこれまでは自己紹介をしてきた。しかし、この間、自身のStyle診断を授業でやったら、分析者的を表す”Analytic”ではなくて表現者的(という表現は正しくないと思うが)の”Expressive”にめっちゃフレてた。。スコアで言ったら1:8くらい。。う〜〜ん、理系というより、アーティスト?なのか??まぁ確かにEntertainmentは好きだし、、でもこれって表現豊かってこと??表現力はあんまりないような、、SkillじゃなくてStyleだからいいのか。そうか〜〜、根は表現者なんだなぁ〜〜。ちなみにこれはどのStyleが悪いというわけではなくて、Combineされたチームが良く、メンバーの特徴を理解すべき、ということ。Expressiveにも”Create passion and vision”という利点がある。

・・・という、そんな自分を見つめ直せる授業があるMBA。Michaelmas term、9月〜12月のMBAの最初の学期、の授業は全部Coreと呼ばれて必須の授業。大体半分くらいはFinance関連の授業で、半分がOrganization Behaviour 等の組織系の授業。Finance関連は期末にテストがあり、組織系の授業はEssay。それとは別に、Cambridge Venture Project (CVP)という主にStartup向けにやる必須プロジェクトがこの期間にある。これは5人チームのStudy Groupで実施する。というので、、聞いてはいたが、忙しい。。例えば以下のように午前午後もびっしり授業があって、昼休みもイベントが入っている。そして緑の色はStudy GroupでのMeeting。

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ご覧のように夜にもイベントがあるし、当然同級生との親交を深めるためにもネットワーキング(飲み会)も参加する必要がある。まぁこれは1年制のMBAだからという話も聞き、実際London Business Schoolとかの話を聞くと午前か午後はFree Timeだったりするらしい。(LBSの人違ってたらごめんなさい。。)もちろんせっかくのMBA忙しいことはいいことだと思うんだけど、忙しく「してもらっている」気がして不本意ではある。本来であれば、自分でイベント(飲み会だけじゃなくて)を色々企画して自分で忙しくするべきなんだろうけど、自分が求める自分像よりは全然できていない。MBA来る前から、自身の理想像と状況のギャップはあるだろうなと予想はしていたけれど、それでも、もう少し理想の自分に近づかなければならない。下のイメージは同級生が企画したイベントの例、あるテーマで人を呼んで喋って貰って同級生が質問したり議論したりする、良い機会だと思う。WhatsApp Image 2018-11-08 at 02.31.41

さて、授業だが、組織系やプロジェクト、Study Groupの話は終わった後に記載した方が良いと思う。よって、今回はFinance系の授業について記載する。授業の項目はJudge Program Overview を見れば良いと思うので割愛するが、Finance backgroundのない者にとってはこのスピード感で、英語で、これらの授業をやられるのは正直きつい。が、一方で、こんだけFinanceやらないといけないんだなと気づいてよかった。正直MBA来る前はFinanceなんて全く興味なかった、というか嫌いだった。そもそも「お金」に関わる学問というのが気に食わん、極端に言えば実体がないのにお金を儲けるための仕事でしょ、というのがイメージ。「そんなことより世の中のために何をするかでしょ」みたいに考えていたのだが、定量的に物事を見るための指標としては現状これ以上のものはなさそう。サピエンス全史のユヴァル・ハラリも「人類が発明した共通に信じているストーリー(虚構)は貨幣だ」と言っていたので、たとえそれがDigital Currencyに成り代わろうとも、世の中を理解するにはFinanceの知識は役に立ちそうだし、ビジネスをやるなら必須のように思う(下の図は私のプレゼン資料のスライド、今回テーマ上写真が少ないので、貼ってみた)。

サピエンス全史

権力のような力を持っている組織は説明責任を果たさないといけなくて、そのためにもFinanceというのは大事だと最近は思っている。逆に、私の以前の考えは、IT background のない人達の中の一部の方々が「何、AIってまじ怖いんだけど・・」って思うのと一緒だったのかもしれない。もちろん物事には表裏一体があるので、Financeに関してもITに関しても上記の側面も当然あるとは思う。ただ、授業を受けたり同級生の話を聞いていても、Financeは、実際に、買収や投資の判断をする際にこれらの授業でやった内容は基本として使うよう。しっかりと勉強したいと思っている。

Finance系の授業は補修もある。分かってないのは日本人だけではなくて他の同級生もFinance backgroundがない人達は同じように分かってないようで結構参加している。人数が少ない時もあるけど、逆にこちらの方が質問しやすくていい。ただ、やはり細かい質問を全部するとなると日本人のFinance backgroundがある同級生に時間を貰ってやっているのが現状。やはり日本語だと分かる。ここで、授業の内容だけじゃなくて、「仕事ではどうなのか?」というのを質問できるから理解と知見が深まる。こういうのがいいと思う。当然ながら、基本的にはエンジニアの私と、彼ら彼女らとでは見えている世界は違う(ちなみに物理化学も同じことが言えると思う、例えば量子力学や相対性理論を知っているとまた見える世界が違うのではないか)。ただ、根本の部分で営業的(Customer Relationといった方が正しい?)な苦労は同じようにあるよう。逆に「IT会社だから技術力の差で決まるのかと思ってた」という会話もあった。当然技術力は大切だが、ITシステムはよくトラブルがある、その場合に「何があっても最後まで一緒にやってくれること」を買ってくれている場合もある。元々これも重要なMBAの目的の一つ、つまり、授業の内容をネタに同級生と会話し各Industryやその人の国、文化の知見を得るということ。当然日本人同士の方が(言語の問題で)得られる情報量は多いが、他の同級生とも積極的にこういう話をしている。以前記載したが、分からなくても聞いて話すことが重要で、その積み重ねが自身の糧になる(と信じてる)。

一つくらい授業の中身を書いてみようかと思う。Management Scienceという授業があって、授業名の割には中身はExcelを使ってデータの計算をするだけ、しかもData Scienceというような高度なものではなくて、統計学の初歩のような話である(ちなみにData Science系の話は別途Electiveで存在するよう)。この話は先輩からも聞いていた。ただ、私としては「物理や工学のPredictionとビジネスのPredictionは違う、ビジネスは統計確率的にやる」という話や Correlation Coefficient (相関係数)はFinance側でも使われる基本の概念なので、これらを学べたのはよかったし、良く言うアンケートとして「どのくらいのSample Dataを取れば良いか」という話も計算で理解できてよかった(実はこれを書いている時はまだ理解していなくて、再来週のテストまでに復習して理解しないといけない。。)。

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