MBA生最大の悩み、Post MBA(前編):MBA生の就活の基本

多くのMBA生は、準備とMBA期間自体に大金と多くの時間を投資する。そのリターンを求めるのは自然な流れで、最も大きな悩みはMBA後のCareer(と金)だ。

いい転職ができるのか?今いる会社に戻ったほうが良いのではないか?と日々悩む。やる気の問題だという回答もあると思う。数年前に読んだ記事で、誰かがある欧米の教授にインタビューをしていた、「なぜEUはあるのに、Asia Unionはないのだと思いますか?」と。その教授の答えは「やる気の問題だ」であった。確かに、MBA受験もやる気の問題で、4年かかったが合格した。そのやる気を喚起するものは何か?という中で、合理的な理由が元からあればいいが、ない場合は自分で作ったりする場合もあるだろう。例えば、TVを見るのを止めたいからTVを捨てる、勉強に集中するために付き合い人と別れる、等。MBA生にとって(私費留学を選んだ理由は選択肢がなかったからだが・・・)、私費というのは転職のDriverになるとは思う。

MBA生の就職活動について1つの投稿で記載しようと思っていたのだが、長くなる事に気づき、、2回に分けての記載とした。今回は一般的にMBA生が経験する就職活動とCambridge MBAが提供する就職活動支援の内容だ。

留学MBAと言えば一般的には2年制だ。それは起こりがアメリカだからで、今も知名度ではアメリカのMBAが一番だからだ。合格前は軽視されがちではあるが、欧米のMBAはCareerに対するコンサルティングも充実していると思う(私が受験中見ていた欧米だけだったが、知らないが中国やシンガポール、イスラエルもMBAコースのCareerサポートはしっかりしていると推測する)。MBAに入った後、もしくは合格した後に次に来る、そして最大の悩みがPost MBAのキャリアだ。そのため、MBAコース内にはCareer Counselも組み込まれている。また、企業側もMBAを卒業した人用の採用枠と育成プログラムを持っているところも多い(Johnson & JohnsonやAmazon、大手コンサル会社や、日本でも楽天などだ)。そのような企業は学生がMBAに入学する前に懇親会を実施してMBA留学生に唾をつける(ある意味厳しいMBA受験を戦い抜いたお祝いで、さすがに中々よいDinnerが無料で食せるし、MBA留学同期に会えるので合格したら必ず参加すべき。ここで、「あ、俺合格したんだな」と実感がわく。ちなみにこの制度が日本以外であるのかは不明)。

マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社では、実務経験をお持ちで ...
古い画像だが、McKinseyのMBA壮行会告知のバナー

ここから就職プロセスが始まる場合もあるので、すでに行きたい業界が決まっている場合は積極的に会話をすべきだ。特に欧州の1年生のMBAの場合は気を付ける必要がある。なぜなら、就職プロセスは基本的に2年生のMBAを基に作られているので、「1年目の夏が終わってから秋までに応募してください」というのは、1年制の場合は「今から応募しろ」という意味だ。大手コンサル会社や製薬会社、金融系はMBA就職審査プロセスが早く、このパターンが多いので注意が必要だ。一方でMBA採用とは関係ない通常採用を考えている場合はこの限りではない。MBA採用の対象年齢(年齢は関係ない!と言われるが、そうは言っても、なんとなくあるのは万国共通だと思われる)は27~29歳くらいのアメリカMBAの平均年齢くらいだとか。欧州MBAの平均年齢は29~31歳くらいだと思うが、そう考えるギリギリ31歳までくらいが対象だと思う。ただ、大きくCareer Changeしたい場合は年齢が高くてもチャレンジするのはありだ(自分たちを慰めるためにMBAシニアの会というのを同期欧州MBA留学メンバーで作った、申し訳ない(?)が当時35歳以上が入会条件だった)。私の場合で仮定すると、銀行の投資部門に就職したい場合は、年齢が10歳下の同僚と同列でしばらく働くのを覚悟で、このMBA採用コースに就職するのが一番の近道のように思う。それでも2~3年もすれば飛び級の可能性もあるだろう。一方でそうでない年齢が高めの学生は通常プロセスの就職活動になると思う。実際私も大手外資のコンサル会社からは2019年の7月くらいにプロセスを始めて2019年9月末くらいにOfferをいただいた。通常の3か月間だ。そう考えると、急いでプロセスを始めるか、卒業3か月前に本気になるか、は人それぞれだ。私の場合はずっと本気のつもりだったが、自分がPost MBAで何をしたいか分からず、方向性も決まっていなかった。ようやく分かり始めたのがSummer Term前くらいで6月くらいから本格化した気がする。

とはいえ、本格化しないからと言って、その期間何もしなくていいわけではない。常にInputとOutputは必要だ。Inputは簡単に言えば業界研究。以前にも記載したが、CambridgeにはMBAコース内で平日の夕方は企業の説明会&Networkingがある。簡単に言うと、会社と採用プロセスの説明会とそのあとFree軽食飲み会なのだが、食べ物目的でも参加したほうがいいだろう。企業の人とも話せるし、何より同級生と話す機会も貴重なので、説明会の内容をネタに会話したらいいと思う。また、この会だけではなくて、そこここで同級生に業界の話を聞くのも重要だ。そのためにDiverseな学生が集まっているMBAなのだから。また、日本の企業もMBA期間中に各地の日本人向けに懇親会兼採用活動を実施している場合もあるので積極的に参加したらいいと思う。あまり興味がなくても時間があれば行くべきだ(当然他の活動とのバランスを考えつつ)。思いがけない出会いがあるものだ。

下の方に2回ある”Employer Event”というのが企業の説明会&懇親会

一方で、この時期のOutputは何ができるか?「考えること」と、「それを誰かに話す」ことだと考える。話した後にFeedbackをもらう事は当然重要だが(もしくは数社受けてみるのもあり。私もいくつか受けた、ぜんぶ落ちたけど。。。)。相手は同級生が最初の候補者であるが、他にも教授、企業の人、大学の他学部の学生教授等々いくらでもいる。ここはネームバリューなのだがMBA在学の学生だと名乗れば、多くの人は話を聞いてくれる。ありがたいことだ。ここで間違えてはいけないのは、「タダ会う」だけではないことだ。話の中身が重要なので、考えがないといけない。ここら辺は人にもよると思う。「とりあえず会おう!!」というのでうまくできる人もいる(もしかしたらそういう風に見えるだけで、裏ではすごい考えているのかもしれない)。どちらにせよ、話す内容が重要なので相手は自分の考えた内容にマッチする人を選ぶ。また、Business Schoolが雇っている専門のカウンセラーもしくはアドバイザーと会話するのも良い。Cambridge MBAコースにも業界や内容(「何をするか?」に悩んでいる就活の初期なのか?それともプレゼンや面接対策がしたいのか?等)で複数のアドバイザーがいた。彼女彼らに話してみるのは何回かはすべきだ。

ちなみに、最初私はこのシステムが分かっておらず、就職の悩み何にでも答えてくれる人が数人いるのだと勘違いして、自身の進むべき道について相談する予約をしたら彼女はプレゼンの専門だった。しかし、結果としてよいセッションになり、さすがにプロだなと感じた。

このようなCareerに対する予約をするサイトだが、Cambridge MBAの学生専用のサイトで、Employer Eventの予約等だけでなく、MBA生を採用したい会社の検索や応募も出来るようになっている。残念ながら日本の会社は少ないが、欧米の会社は多い。上記で記載した、受けた会社は、このサイト経由で応募した。Amazon(と他にもあった気がするが・・・)の現地MBA採用だったが、明確なCareer Goalもなく英語もしょぼいので当然落ちた。

コンサル志望なら、コンサル特有の面接方式である、ケース面接対策のセッションがあったり、学生同士でコミュニティーを立ち上げて練習している。私は受けた上記のコンサル会社が唯一のコンサル会社であり、しかも直前まで受けるつもりがなかったので、ケース面接対策を全くしていなかった。それでも事前に図書館で本を借りたりMBAが提供しているアプリで練習したりしたのだが、1次面接はひどかった。「もう少しケース面接を練習したほうがいい」と(本当に)ありがたいご指摘をいただき、ポイントもご指導いただき2次面接では巻き返すことができた。やはり、会社によってケース面接は違うので、しっかり情報収集が必要だと感じた。

CVPGCP等の実際の会社をお客様にして実施するプロジェクトやBusiness Trekでコンタクトした会社も就職先の候補となりうると思う。事前にどういう会社に行きたいか明確であれば、GCPではその業界の会社のプロジェクトに応募しネットワークを作っておくのがよいし、Business Trekもその文脈で訪問先を探せばよいと思う。私はそれまでに明確化できなかったため、なんとなく(とはいえリンクのブログに記載した事は考えて)プロジェクトや会社を選んだが。

GCPにおけるお客様との会食の様子

また、MBAコースの運営側からもしばしばフォローが来る。MBAは優秀な学生をたくさん集めたく、そのために在学生のPost MBAは非常に重要なので、できるだけ早く、Innovativeで、Name Impactが強くて、給料の高い会社/Positionに就いて欲しい。それもあって、彼女たちは協力は惜しまない。依頼(誰かに会いたい、とか)をすれば取り合ってくれる。まぁその協力の仕方には賛否両論(3か月間もほっておかれた、等)あるが、学生側の問題もあると思う(再度フォローしなかった、依頼が不明瞭だった、等)ので、一概には言えない。

Class of 2018/19の就職結果、結果に関わる部分なのでMBAの最重要情報かもしれない

上記のように主に、MBA側が提供するプログラムを記載し、その中で私の就職活動の前半を記載した。この期間は精神的にキツかったなと思う。「時間もお金も投資して、本当に自分にとって意味のある仕事が見つかるのか?」「MBAの最初の3か月が終わったが、先が見えない」という思いがあったからだ。それでも、聞いて、考えて、話した結果、ぼんやりと見え始めたのが、Easter Term(春)のあたり。これ以降はまた次回。

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