MBA生最大の悩み、Post MBA(中):なぜCorporate Venture Capital(CVC)を選んだか

MBA前は、いや、Cambridgeに来てしばらくしても、まさか日立製作所に就職するなんてこれっぽちも思っていなかった。ミーハーな私はもっと一発でImpactのある会社に入ると思っていたのだ。今でも「私費でMBA行ってなんで日立?」みたいな印象を持たれることはある(逆にそれがレアっぽくていい)。一方で、「すごくいい選択ですね!」と言ってくれる方もたくさんいる。私自身も、日立製作所はIBM時代にコンペになったこともあるが、失礼ながら日系大企業というだけでNegativeなイメージを持っていたものだ。が、入って分かる。IBMとはまるで兄弟のようだと思う。色々あるが、一つ挙げるとすればCustomer First。どちらも徹底しているし、それによる弊害も似ている(あれ?結局同じところ入っちゃった??それは一面としてあるが、一面としては違うところもあるので、それは転職の真理だと思う。つまり自分と重なる部分もあり、重ならない部分もある場所へ行くという事)。一方で、良い面を出すのは下手だと思う。そういう宣伝やブランディングはよい人財を得ることにつながるので、改善していきたいエリアだ。(ちなみにTop画像もはただの飲み会の一枚に見える(その通りだが)が、意味は後半で)

Why 日立。簡単に言うと、日立製作所に入りたかったというわけではなく、Corporate Venture Capital(CVC)をやりたかったという事で、その中で立ち上げの初期メンバーとして入れたのが日立製作所だったということだ。

その思考の流れの説明のために、Easter TermまでのPost MBAのイメージについてまず記載したい。MBAに行く前のイメージは「新規事業立ち上げをやりたい」だ。「新規事業」というと、何やら新しい事をやっているようだし、「事業立ち上げ」というのも、経営者のような人の上に立つような経験が出来そうだったからだ。ただ、「どのエリアでどのような事業をするか?」という確としたものはなかった。MBAに行く国内外の人の中にはClearに強烈に「これ」をやりたいという人もいる。しかし、実は私みたいな人が多いのも実態だ。それを見つけるためにMBAに行くという人も多いだろう(MBAのエッセイでは具体的なCareer Planのエッセイが求められる。ここら辺は矛盾しているのだが、一旦仮説としてCareer Planを描くというのはいい事だと思う)。

さて、そんなバクとした思いでMBAに行った割には最初の数か月で、考えの転換が訪れた。それはFinance業界に対する興味だ。以前記載したが、MBAに行く前は、「Financeなんてマネーゲームで実態が伴っていない、資本主義が産み落とした悪だ」くらいに思っていた(マネーゲームは嫌いと書いたけど、マネーは割と好きです)。しかし、MBAコース前のLanguageコース参加の日本人もFinance業界やMfin(Master of Finance、Judge Business Schoolが提供するコース)のメンバーが多く、話を聞き、「あぁ、やっぱりFinanceの知識や経験は今の世界でビジネスするには必要だな」と理解した。

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では「ビジネス」、もしくは「事業」という実態が伴うFinance関連の仕事は何なのだろうか?Financeと一言で言っても、狭義の財務等だけではなく、広義の金融システムや資本主義もしっかりと知りたいと、私は考えた。なぜなら、昨今の政治状況を考えると、既存の資本主義に多くの人が幻滅しているのは明らかで、きっともっといい次のシステムがあるはずだからだ。ネットや本で資本主義について調べてみた。今でも理解しているとは到底言えないが、昨今渋沢資本主義で有名な渋沢栄一の伝記を紐解いてみると、「「個」の理性にかなった利益追求が「公」の富を生み出すという資本主義経済の原理」と書いてある(ちなみに渋沢資本主義は純粋な資本主義ではなく「アダム・スミスの自由放任主義を批判し、~~ テクノクラートを神の見えざる手の代わりに意識的に置こうとした経済学」である「サン・シモン主義」の影響を色濃く受けている。それが日本の文化や強みに合っていたのだろう)。また、Wikipediaを見てみると、「資本主義の主体は企業であり、これが物財やサービスを生産し流通させている。構造的には、資本(としての生産手段)を私有する資本家が、労働者から労働力を買い、それを上回る価値のある商品を生産し、利潤を得ている」とのことだ。「企業」が重要。そして、企業は「成長」しなければならず、そのためには「資本家が、労働者から労働力を買い」ということをしている、これは「投資」ということだ、と私なりに理解した。よって、投資が伴い、私のバックグラウンドが生かせる職種を探した。投資を主な業務とするのは、一般的に企業の財務(投資)部門、M&A、銀行のIBD(Investment bank division)、Private Equity(PE)、そしてVenture Capital(VC)だ。この中でFinance業界無経験で私のITバックグラウンドが生かせるエリアを探した(ちなみに、この「資本主義」という概念を就職活動に容れるのは大分難しいので、純粋にそれを応募要件で探したり、応募書類や面接で謳ってはいない)。

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次の大河ドラマは渋沢栄一のようだ

しかし、((上)で記載した通り)36歳では、証券会社や銀行が提供しているMBA採用には遅すぎる。ヨーロッパのMBA生の平均年齢は30歳くらいで、彼らと同じ土俵で始めるというのも気持ち的に辛いと感じた。よって、MBA採用外を狙うのだが、Finance業界の知識経験が皆無では中々難しい(実はIBMでは10年近くメガバンク担当だったのに)。前編記載のEmployer Eventや同級生との会話を通して調査をしていくと、PEとVC以外は難しいことがすぐわかった(って、PEとVCも難しいんだが)。例えば、IBDの関係者の方に話を聞くと「君(若林)のような技術バックグラウンドを持った人間が対象会社の技術もしっかり見るというのも必要だと思う」と言ってくれる方々はたくさんいたが、実際受けようとすると、未経験ではスタート地点が大分後ろからになりそうなのが現実だった。一方で、PEはLeverage Buyout(LBO)というのが正式で(Private Equityは非公開株の事なので、その中にLBOとVCがあるイメージが正しい、と同級生の日本人に教えてもらった)、既存企業の株を買って、価値を高めて売るというビジネスモデルだ。それに比べてVCは先進技術や先進ビジネスモデルへの投資という色合いが濃い。ここから、VCの方が最近の技術トレンドを見る事が出来るし、それだけではなく、最新のビジネスモデルや世の中の課題を知ることもできる。そういう意味でVCの方が自身に合っていると思った。(その代わりと言ってはなんだが、VCは Historical な財務諸表がないので、「財務諸表から会社を知る」というスキルは付かない。しかし、すべてを求める事は不可能なので優先順位付けと取捨選択が必要だ)さらに、日本人のMBA AlumnusがCambridgeに来た際に、Pubで会話させていただいた際に、「若林さんならVCいけるよ!」と言ってくれたのも後押しになった。彼は日本技術系大企業で技術者をやっていたのだが、シリコンバレーにいた際にある日本の有名VCの社長からOfferをもらい、今では世界中を飛び回り先進技術企業への投資や拠点の立ち上げをしている。Offerの決め手は技術的バックグラウンドだった。そして、彼曰く「Finance系のバックグラウンドは関係ない」だ。実はそのように言うVC関係者は多く、そもそも日本にInvestorの数が少ないのと、Investorも最初からInvestorだったわけではなくて、何か別のビジネスを経験した上でInvestorになっている。なので、「Finance系のバックグラウンドは関係ない」はよく分かる。

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VCのイメージ、ミーハーの私にはちょうどよい(当然イメージと実際は全然違う)

この結果、就職先を基本的にVCに絞った。とは言え、VCだけでは候補の弾がすくなくなるので、もう少し広げて「会社(他社)への投資という概念とそれに付随する会社の仕組みの考慮が伴う、新技術を活用した新たなビジネスの立ち上げ」ができるようなPositionを探した。そうすると、対象は、VC、商社、技術系企業のJoint Venture会社、Startup(投資される側としてだが新ビジネスをやる)辺りが候補になる。

もう1点大事な観点が、「世界」、就職活動的に言うと「海外」だ。元々、自分の影響の範囲を最大化したく、海外というキーワードで外資のIBMに入ったが、残念ながら日本IBMではあまり海外経験ができない。AmazonやGoogleはもう少しできるとも聞くが、基本日本にある支社は日本のMarketを見るので、海外経験をさせるMotivationが親会社には薄いと思う。その代わり、海外の最新のTrendなどの情報は早い。しかし日本企業に就職したほうが海外経験の可能性が高いという事実は、MBAに行って、日本人と会話して知った。会社の文化という意味でいうと、IBMの方が老舗大企業の割にOpenでいいなとは思ったけど。

一方でイギリス(や海外)で働くという事も途中までは考えていたが、MBA就活でよく言われる「3つを同時に変える」なに抵触したため海外を抜いた。3つとは、業界、職種、Locationだ。私の場合は最初の2つが変わるので、3つ目は切った(3つ全て変える強者MBA生も当然いる)。まぁ、家族の事も大いにあるのは確か。しかし、近いうちに海外で最低2~3年は働きたいと思っているので、その可能性がある会社を選ぼうと思った。

よって、基本的には日系のGlobal企業を受けた。一度日本の会社で働きたいというのもあったし、IBMでの経験(外資の文化やOperationの仕方)も生きると思ったからだ。Startupは外資でもよい、Startupなら日本支社でもCountry Managerとかになり、海外とのつながりは強いからだ。

そのような思いで就職活動を進めていた(詳細は次回の(下)で)が、(純)VCは少し違うのでは?と思い始めた。話を聞いていると、やはり、活躍されている方々はそれなりにビジネスを作るという経験、もしくは本当にDeepな技術の経験があって、その経験を生かしてDue Diligence(投資先の評価プロセス)をされている。私には両方ともない。エンジニアと一言で言っても色々あり、私の場合はお客様やビジネスに近いエリアだったので、コーディングもしたことないし、アルゴリズムの細かい評価等はできない。一方で、ビジネスも弱いという中途半端な位置づけだ。よって、私がすぐにVCへ就職してもうまくいかない、もしくは(今以上に)雰囲気で仕事をする中身のない人間になると危惧した。しかし、上記で記載したVCへの興味の理由はなくなっていない。どうすればいい??最新技術にもタッチ出来て、会社投資という概念があって、会社の仕組みが分かって(経験できて)、ビジネスを作るという経験ができるPositionがないか???そんな贅沢なものあるのか???あった、Corporate Venture Capital(CVC)だ!!

CVCはCorporateとついているのが純VCと異なる点を表している。比較的Matureな企業がVCの組織を作り、主にStartupに投資する形態だ。純VCが財務Return(投資先成長によるEquity価格の向上によるReturn)に対してCVCは主に戦略Returnを狙う。戦略Returnは一番簡単な例でいうと、Startupの新技術を使わせていただいて企業のPotentialと合わせて新たな事業を創生することだ。まぁ、どちらにしろ人のふんどしで相撲を取っているようにしか見えないかもしれないけど。。。ただ、昨今のOpen Innovation必要性の高まりによりこのCVCの形態は非常に重要になっているのも確か。Deloitteの調査では海外のCVC関連投資は増えているし、PwCの調査でも国内でもCVCの投資額は増えている。CVCについて「語る」と長くなる、というか私は半年ちょっとしかこの業界にいないので、おこがましい。経験が増えたタイミングで「語る」事をしようと思う。

The next chapter for Corporate Venture Capital – Deloitteより、外部資料を調査するようになったのはMBAのおかげ

さて、上記記載のようにCVCであれば基本的に新規事業創生がミッションのことが多く私の思いとも合致する。よって、CVCを第一志望にした。その中でなぜ日立製作所なのか?という話だが、まず上記のように日経企業であること(というより日経以外で日本人がCVCに入る機会は極小だと思う、唯一SalesForce.comは日本にCVCがある)、私は経済人として政治や国際関係へも関わっていきたいと思っているが、日立製作所であればその機会がありそうなこと(会長が経団連会長、経団連がいい組織がどうかはおいておいて)、、、と記載したが、結局はこれまでも書いてきた、運、縁、タイミング、偶然であり必然が理由だと思う。つまり、たまたま日立製作所が2019年4月にCVCを新創設して、その拠点がミュンヘンとボストンで、Startup探索対象が世界で、私が2019年に就職活動をしていたからだ。VCもそうだが、CVCも門が狭い、Pure投資家は外部から雇うにしても、事業開発者は社内の人間を置くのが普通だからだ。ここはどう就活したかの話になるので、しつこいがまた次回の(下)で。

CVCは自分に合っていると思う。IBM入社面接のときも「私はビジネスとテクノロジーという両極にある(と思っていた)もの、水と油をつなげたいです」と言った。今回も大企業とStartupという両極に見えるものを繋げることになった。何かの本に書いてあったが「古代から近代までで最も儲かっている職種は対象に対して異なる世界から異なる物を持ってきた交易商人だ」とのことだ、だからヴェネチア共和国はすごいのだろう。別に儲かりたいわけではないが(うそです、儲かりたいです)、両極にあるものを繋げるというPositionが重要なのは間違いないようで、自分はそれをやっていると思いたい。そういう意味でいうと、先に記載した「中途半端」という位置も大事だ。両利きの経営という本がある。先日なくなられたクレイトン・クリステンセンの「イノベーションのジレンマ」に対する答えと言ってよいと思う本だが、企業は探索と深化が両方必要、一般的には深化ばかりに目が行きがちでそれが、漸進的なInnovationしか起こせないというものだ(Top画像も「伝統と最先端の融合」の「伝統」の方で、伝統的な晩餐会Formall Hallの一枚だ、みなハリーポッターばりのガウンを身に着ける。伝統と最先端も両極にありながら、融合すべきもの)。

入社して6が月超、すでに色々学ばせていただいている。IBMの頃と比べると4次元的に自身の考える範囲が広がっている。1つは技術、ITだけから、OTやBio。2つ目は業界、銀行から製造、エネルギー、環境。そして、日本から海外。最後に、技術現場から経営だ。ありがたいことだ。また、良くも悪くも、日本の大企業の事が知れている。これらを通すことで、自分の経験を広げていきたいと思う。

最後に、就職活動中に読んでいた、「大戦略論」の文章が自身が大事にしている内容が盛り込まれていたので借用したい。戦略、両極、適当さ(完璧でないこと/imperfection)、コミュニケーション、多様性、価値感。

「何事かを達成するためには、 願望に能力を合わせる必要がある これができるのは、二つの相反するもの、矛盾を内包する 時だけである。これをするためには汗をかかない事、完璧を求めない事 それが相手を理解することにつながる。時間と空間で隔てられた二つの文化の間の相互コミュニケーションは、人間を人間たらしめているものが双方に共通であり、異なる文化の架け橋として機能するからこそ可能なのである。それでも我々の価値観は我々のもの、彼らの価値観は彼らのものである。」

MBA外の人と交流しよう!:Venture Creation Weekend

2019年7月19日。このブログを記載している日であるが、寒い。。昨日とか日光が出てると中々暑さを感じるのだが、今日は曇りで日が陰ると寒くなる。ここら辺は日本と違って湿気がなく、カラッとしているからなのだろう。しかし、この寒気でさらにクーラーを点けなくても良いと思うのだが、そんな中、図書館では同級生のロシア人が半袖で作業している。ここら辺の感覚は今でもよく分からない。それは置くとして、7月なのに涼しく感じられるのは日本人としては幸せなのだろうと思う。日本を思い出すと、この時期はもう汗だく。。。

比較して、まだまだ寒かった3月にCambridge Judge Business Schoolで開催されるVenture Creation Weekend (VCW)というインキュベーション・プログラムに参加した。MBAコース内には組み込まれておらず、Judge内で開催されるイベントの一つだ。以前記載したが、Cambridge大学周辺はCambridgeが理系に強いということもあり、スタートアップが盛んなエリアだ。AmazonやMicrosoftも研究施設を構えている。そして、ビジネススクールとしてJudgeもEntreprenuership Centre を構えていて、そこの主催でVCWが年に3回開催される。今回のテーマはInnovation in Food Security であった。他にもIgniteという一週間のプログラム等、MBAコースとは直接関連のないEntreprenuership Programme がある。

このVCW、最初はよくあるWorkshop (社内研修やMBAコースでやるような1日起業体験コースみたいな)程度だろうと思って参加した。しかし、参加者はPos-DocやPhDが多く(Cambridge大学でない方も多い)、彼ら彼女らは自身が研究しているIdeaをビジネスにしたいと思ってきているので、自分達のIdeaに熱意を持っている。そこが一般的なWorkshopとは根本的に違った。

参加者は70人くらいか、Natural Science(理系)関連の研究者が多い、内MBA生は1割超えくらい

1日目は、Ideaを持っている参加者が簡単なプレゼンをしつつ、10個くらいのIdeaに絞ってチームを編成することに費やされる。そして、2日目と3日目は基本的にはIdeaのビジネス化で3日目午後の投資家向けプレゼンに備える。メンターとして実際の起業家や投資家が参加してくれて、1日に3回も相談する時間を設けることができる。

右下の方がメンターの一人

このメンタリングが結構良くて、聞けば確かにそれが当然重要(例えばMonetizeどうする、とか、最初顧客をどう取り込むとか、まぁBusiness Development(事業開発)の基本なのでしょうが・・・)とわかるが、聞かないと見落としている部分だ。そして、皆自身の経験から進め方を教えてくれる。例えば、Financingについて質問した時に「正直コストは大体見積もりが甘くなり、後から必要な物が分かることが多い。かといって過剰見積もっても投資家に受け入れられない」と言われた。結局アドバイスとしては、「今そこまで考えるより、定性的に魅力的なビジネスか」を考えた方が良いとのことだった。そして、当然だが、How Can I help?と聞かれるので質問は明確に考えてこなければならない。

この辺りMBA生として私が網羅的に考慮点をまとめないといけない部分ではあるが、まだまだである。しかし、MBAコースで学んだことを実際に考えて意見を言えるので良い機会だった。今回私のチームはMBA生が私1名だったのも非常に良かった。私が考えている間に他のMBA生に意見を言われてしまうこともないので、拙い英語でも議論がリードできたし、自分で考えるという機会も得られた。実際、Financial Modelingの経験はないが、私に任せれもらえて良い機会であった(どちらにしろやるしかなかったのだが)。

左3名の女性はCambridge大学在学(今回は真ん中の女性のIdeaを元にビジネスプランを作成)、右端の女性はドバイより、右の男性はインド人でチーム内で一番Maturityが高いと感じた

また、MBA外のメンバーとチームワークをするということも勉強になった。MBAの同級生は、私の英語スキルに配慮して最初から気を遣って喋ったり確認したりしてくれるが、今回はその点、私から直接的にお願いする必要があった。また、ビジネス用語やビジネス感覚についても考慮する必要があり、彼ら彼女らのIdeaを理解し、噛み砕いて、成果物に落としていく、というプロセスをもっとよく考えるいい経験になった。例えば、網羅的に考えるよりも、一つの事を突き詰める傾向にあるため、その場合、議論の方向修正が必要な事などだ。

今回のテーマが「食の安全」であり、我々のIdeaはCambridge大学のPos-DocであるErika Freemanの研究が元である。彼女の研究は食物の二酸化炭素排出量が分かるDatabaseを整備するというもの。ビジネスアイディアとしてはそれをユーザーに提供して、Eco-Friendlyな食物を選んでもらおうというものだ。正直、わざわざ二酸化炭素排出量が少ない食べ物をスーパーで選ぶか?と思ったが、リサーチすると、確かにUKでは敢えてそのような物を買うという傾向があるよう。環境への配慮が強いようだ。

表彰

それもあってか、我々のチームは投資家からの評価は全体の中の2位であった。本当にこのまま真面目に進めれて、色々な方達と相談をしていけば、ビジネスを始めることできるのではないかと思える内容だった。もちろん、そのためのハードルはたくさんあるだろう。また、今回参加したことで、これが全てではないと思うが、Ventureを社会へどう出していくかという部分、CambridgeのStartup Ecosystemの一部が垣間見れたことが良かった。これについては別途記載しようと思う。

メンター・セッション中の参加者


なぜケンブリッジ大学か

Why MBA、Why CambridgeというのはMBAブログで最初に書くものなのだが、この時期になってしまった。。でも、最初のTermが終わって、次のTermが始まる前に思い直すのも良いだろうとPositiveに考える。

世界の事を考えて、経済協定や軍事同盟を見つつ、各国の事を考え、経済状況を考えて、ローカルの人達の事を考える。その上でビジネスによって考えた事を実行して行きたい。それらを一生考えたり実行して行く礎としてのMBAだと考えている。

上記のように、軸はビジネスに置きつつも広範な知見を得ようと考えると、やはり総合大学はいい、特にケンブリッジには後述するCollegeがある。例えば、今イギリスといえば、ブレクジット(Brexit)。ビジネスにとっては少なくとも外部要因ではあるこの政治的話題を肌で感じられる。ケンブリッジ大学の皆様は基本反対派のよう、エスタブリッシュメントですな、やはり。それを感じたのはCambridge Union。ここは伝統的なディベート・クラブで、かのジョン・メイナード・ケインズもここでディベートしている。一番印象に残ったのは、現役のMP(Member of Parliament 国会議員)が7名来て野党と与党で別れてディベートしてたこと。この時も聴衆はブレクジット反対で頷いていた。

「端的にいって、イギリスはヨーロッパではなく、イギリスはイギリスであるとしかいいようがない。」と木村尚三郎さんという方がおっしゃっていました。例えば、ヴィクトリア女王が1877年1月1日より、「インド皇帝 Empress of India」を称した。が、議会は猛反対したらしい。なんで??王より皇帝の方が強そうなのだが。。話によると「なぜ我々イギリスが大陸の慣習(多民族支配の国家元首は皇帝、Holy Roman Empireとか)に倣わないといけないのか!」ということのようだ(岡本隆司さんという方のお話)。 あぁ、それでブレクジットなんですかね。

さて、そんなイギリスで勉強している私ですが、当初は特別イギリスがよかったわけではない。・・・と経緯を書いていると長くなるので、これはまたMBA受験の進め方のところで詳しく。とっかかりは、ケンブリッジ大学の写真を見たときに建物にロマンを感じて、「ここがいいなぁ〜」と漠然と思ったところが始まり。

まず、Why MBA。経営を学びたい、アントレやりたい、ついでにSocial Impactにも興味があるし、もっとLeadershipを学びたいというものは当然ある。その為に来ている。だが、自分としては以下が根底にあると思う。

以前自己紹介に記載したが、自分は理系で子供の頃からこの道を漠然と進んでいた理由は「物質の仕組みが全て分かれば、この世の仕組みが全てわかり、魔法のような技術が自由自在に使える」と思ったから。今もその思いは変っていなく、ただ、仕組みというのが世の中のシステムまで広がった。それはITシステムだったり、金融システムだったり、一路一帯だったり、日々のライフスタイルだったり、そして原子の構造だったりする。こういう時に例としてよくMBAブログで書かれるのが政治の話。なので、私も先人の皆様に倣わせていただく。例えば、今、多くの人が自由民主主義というシステムに疑問を持っている、もしくは幻滅している。じゃぁ社会主義がいいのか?専制主義がいいのか?きっと違うのだろう。もちろんシステムとしては専制主義だっていい部分がある。それは意思決定と行動のSpeed感。だから昔は長くこのシステムが使われてきた。しかし時代に合わないから自由民主主義に変わった。きっと、また自由民主主義とは違う次のシステムができてくるのだと思う(「色々欠陥があっても、市民が国に対する責任を持っている民主主義というシステムの方が、専制主義より何倍もいい」ヤン・ウェンリー。「民主主義は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた民主主義以外のあらゆる政治形態を除けば、だが」ウィンストン・チャーチル) 。このようにシステム達が創造された因果関係や得手不得手を理解していれば変えるべき、もしくは作り出すべきシステムもよりよく分かるはずだと思っている。システムというとどうしてもITシステムを思い出してしまうので、私の仕事になぞらえてみる。IT システムを設計するIT Architect というのが私の職種だ。どのシステムが良いかを決定するためにIT Architectが活用する方法論の中にArchitecture Decisionというのがある。これは複数のシステムを比較し、内部や外部要因を考慮した優劣を明確にしてシステムを決定するもの。きっと私が上記で言っていることは、様々なシステムのArchitecture Decisionを理解したいということだと考えている。

だた、これらシステム全てを1~2年のMBAで理解できるわけはなく、と言うか一生かかっても誰も完璧に理解することはないだろうと思う。よって、MBAは、この後100年生きる中での第2のスタート地点、上記を日々理解するために努力する基盤としたい。そして、理解しつつそれを行動に還元し、実現していく方法を学びたい。そうすると以下のケンブリッジ大学を選んだ3つの理由が必要になってくる。

  1. ダイバーシティ
  2. 他学部との交流 (multidisciplinary)
  3. 理系に強い

1つめはヨーロッパのMBAがアメリカのMBAに比べて重視している点。クラス構成として多くの国からの学生を受け入れている。以前も記載したが、私のクラスは51ヶ国からの学生が在籍している。よって、同級生からは、Careerという意味だけでは無くて、知見を得たい。直接的で無くても、彼らの繋がりからでも良いと思う。それは可能な限りMBA卒業後も繋がっていたいもの。だからSocial Eventを重視している。その1回の飲み会でそんな話をする必要はなくて、次の日素面で「昨日楽しかったね」とか言いながら話してもいいし。とりあえず飲み会ではただ一緒の場を楽しく共有するだけで良いと思う。MBAに来る前は、隣の国なのにあまり関わることのなかった中国人とも仲の良い友達がたくさんできたし、お世話になっている。こういうのはどこでも同じようで、色々ある南スーダンでも、「日中韓が同じ1つの屋根の中でオペレーションを展開していて、現場に行けば、同じ釜の飯を食っているから仲よくやろうという雰囲気が自然に出てる」らしい。 「人間と人間が仲よくなるのは、同じ目標を持って、同じ仕事をした時ですよ。」と言っている人がいました。そして、アフリカもMBA前は興味なかったし、中東も危険と歴史のロマンでしか感じていなかった(まぁイスラエルだけはある会社をIBMが買収したときに大分深く付き合ったけど)。しかし、両方とも同級生の国だという事で、少なくとも、興味は高まり始めている。アフリカや中東で、中国人と一緒に仕事をする、それがお互いの国の利益になって、大きな経済的利害関係が一致すれば国同士も仲良くなれると思う。。というのは、戦争を回避しようとしていた先人の経済人達がよく言っていた事だけれど。

女性が多いのも大事、日本人同級生は女性の方が多い

2つ目も知見を広げるため。理系でやってきたが、幸運にも歴史が好きになり、政治や経済、国際関係にも興味が持てている。College制という正にこの目的を狙ったシステムがあるのはケンブリッジ大学とオックスフォード大学しかない。Collegeは日本語に訳すと大学になってしまうし、日本でいうと寮になってしまって、どっちも正しく表わしてない。少し説明すると学生はどこかしらのCollegeに所属せねばならず、基本はこの単位で寝食を共にする。イベントやクラブもこの単位である。ケンブリッジ大学生とオックスフォード大学生は自身の所属したCollegeで話を始める。以前紹介した晩餐会、Formal HallやBarもCollege毎にある。実は「ハリーポッターのグリフィンドールとかスリザリンのこと」っていうのが一番分かりやすい、ロケ地はオックスフォードだから癪だけど。。

一番重要なのは、Collegeには色々な学部生が所属しているということだ。よって、MBA生だけでなく、経済学部やComputer Science、工学部とも知り合いになれて意見を交換できるということだ。これも私が目的とする、世界を知るという意味では非常に大切。

私所属のDowning Collegeは一番右の真ん中、グリフォン

3つ目は理系。自分としてこれは外せない、一生技術を使っていく仕事につく事は変わらないだろうし、社会的にもそういう流れだ。ノーベル賞の数はオックスフォードより多く、Business School自体がケンブリッジ大学の中で工学部の部門の下にある。そして、Cambridge Finと呼ばれるように起業が盛ん。それは大学のCultureや雰囲気に依るものだと思うし、直接的に理系人材とビジネスになる技術がここにあるからだと思う。それによりBusiness SchoolとしてもEntreprenuershipに力をいれている。

もう一つ、1年制がいいか2年制がいいかという話もよく出てくる。ケンブリッジのMBAは1年制だ。これには1年制でよかったと答えたい。私はこの歳になるまで、海外在住経験はない。よって、少なくとも今は、日本を軸に世界のために貢献していくという気持ち。ただ、海外経験が1年で十分かは疑問が残る。MBA自体は1年制で十分だと思うが、あと2年以上仕事の経験をどこか海外でしたいと思っている。しかし、もし2年制に行ったとしても、2年をうまく使うように過ごして、結果として「2年制でよかった」と思うであろう。MBAの大学選びだけでなく、何かしらの選択の時は可能な限りは頭で考えるが、あとは流れに任せる、もしくは運を天に任せる、というのが良いと思っている。「人は流れに乗ればいい」ってシャア・アズナブルも言ってたし。マキャベリもリーダーに必要なのは「徳」「運」そして「時代の流れに乗る事」と言っていた。つまり私にとっては、ケンブリッジ大学が良かったのであって、1年か2年かはその結果。だからその結果をうまく使いたいと思っている。同様の文脈で、同じCollege制のあるオックスフォード大学だとどうだろう。きっと、「自分は理系なのでそれは十分、オックスフォードでもっと政治の部分を考えたビジネスを考慮したいし、それがよかった」と言っていたと思う。

あまり具体性がないのは承知しているが、上記が私がケンブリッジ大学をMBAとして選んだ理由、上記のように私が求めるものを満足させてくれている。あとは自分次第。・・・と言いつつ、上記で記載したことが今全部できているかというとそんなことはない。。まだまだ、うまく出来ていないことが多い。ただ、この1年では無理でも、卒業後も上記ができるようにNetworkは作っておきたいと思っている。

初海外経験 Communication 指南書 – Project 編

CultureによるCommunicationの違いにはHigh ContextとLow Contextというものがあるらしい。High Contextは言葉少なに空気を読む、日本が筆頭。Low Contextとは直接的に相手に伝える、アメリカが筆頭。そんなLow Contextなメンバーから”Waka, you are genius!!”と言われているのだが、、これは本気にしていいのかどうか。。多分しちゃいけないんだろうな。。

さて、以前記載したように、JudgeのClassは3つに分かれて、さらにその中で5人のStudy Groupというチームに分かれる。このメンバーで授業中の様々なWorkshopをこなすのだが、HighlightはCambridge Venture Project(CVP)と呼ばれるプロジェクトだ。約2カ月授業の合間をぬってこのプロジェクトも進めていく。よって、このプロジェクトメンバーは非常に重要なのだが、私のメンバーは、下の写真の手前の非常にコミュニケーション能力が高いアイルランド人(レベッカ)、私の上が台湾人だけどカルフォルニアに10年住んでいる台湾人(ケン)、その横がイギリスの銀行に務めていたアメリカ人(アリスン)、そして最後にエンジニアのカナダ人(カイル)。つまり、、、私以外全員Native English SpeakerでLow Contextな訳ですね!!いや〜、最初はビビりました。。。もちろん得意のSocial Skillを生かして、明るく話しかけはするのですが、4人で話されると何を言ってるかさっぱり分からないので、結局あまり会話の輪に入れず、Communicationが取れない。

しかし、結局、方法は日本と一緒。つまり、チームメンバーと仲良くなるためには、チームに対する貢献が必要。チームへの貢献は仕事について自分の頭で考えて、作成物に落とすこと。ちょうど、最初に私がこれをやった後に撮った写真が上記の写真。この後はいい感じにチームの輪の中に入れるようになった。他のメンバーも私が考えがないわけではなくて、英語が難しい部分があるだけということを分かったようで、Meeting中もそういう部分をCareして進めてくれるようになった。そして、ちゃんと私のバックグラウンドや意見に興味を持って、真剣に聞いてくれる。おかげで、まだまだ英語は分からないけど、疎外感を感じずにプロジェクトを進められた。

上の写真はプロジェクト中に、アメリカ人の家でプロジェクトのMeetingをしてた時のもの。我々のCVPの内容はここではあまり重要じゃないと思うが、一部記載すると、AIを使ったMarketing会社が、Design Sprintという手法のためのCreative Spaceを新たな商材としようとしていて、それのMarket調査と戦略策定、というもの。(いやいやAI会社ならAIのプロジェクトにしてよ、ってみんな思ったのは内緒)この内容よりも、CambridgeがCVPのために、プロジェクトとその会社を毎年チーム数用意(つまり40個くらい)するというのが凄いなと思う。。

そんなこんなで、私のチームは非常に良い関係を初めの頃から築けたと思うが、MBAの他のブログを見てもよくあるCulture Gapは他のチームではあったよう。つまり、「Meetingの時間を決めたのにドタキャンする」「急にチームから抜けると言う」「常に特定の二人が喧嘩している」等々。これらはある意味MBAでDiversity Managementを学ぶためには一定量あることだと思うし、それを乗り越えた上での学びだとも思うが、、当人達は本当に大変そうで、経験したいようなしたくないような。。。

今回のCVPで一番感じたのは、「Diversityと言ってもMBAに来る人達とは会話が通じる」という事。みんな、それなりにGlobalな経験があって、教養も高いので、極端に変な事を言ったりする人もいないし、Conflictがあっても言い分はよく分かる場合が多い。それにこれだけ各国の人がいると、当然「この人は何人だから、こう」とかは思わず、個人として見る。だから、一般的なCultureを彼女ら彼らから学ぶのは良いが、イコール彼女ら彼らではないということは肝に命じなければならない。特にそう感じたのは、授業で自分の国のCultureの紹介を北米のメンバーがしていた時。北米といえばTop Down Cultureだろうと思っていたのだが、、MBA生の北米メンバーにアンケートを取った彼らの結果は半々。

Consensus 大事な人達もいるとのこと。もちろんMBA生だから、というのもあるかもしれないが、それでも少しびっくりした。当然、小さい規模のグループではそんなに違いを感じないが、国家や大企業のサイズではもっと考慮しないといけないのかもしれない。もしくは、横のDiversityは弱くなっているのかもしれない。むしろ、縦のDiversity、同じ文化の中での考えの違い、GlobalismとNationalismとか、を知る必要があるのかも。

あとはConflict。これは文化の違いは関係ないかもしれないが、私はこれまでチーム内でのConflictを起こすのが嫌いなタイプであった。よって、基本的には調和の姿勢をとって仕事を進めてきたのだが、今回のチームワークの中ではMeeting中に多くのConflictがあったように思う。ニュアンスが難しくて具体的に言えないのだが、それに代えて、、昔何かの本でペリー来航後の遣米使節団のアメリカの国会見学の話を読んだ。それによるとアメリカの議員達は国会では喧嘩のように言い合うのに、その後仲良く食事をとったりしていたそうで、日本人はそれに心底びっくりしたよう。同じような感じを私も受けた。我々もConflictによってチームが不仲になったり、その後の生産性に影響したりはしなかった。これはおそらくお互いに信頼関係があるからだと思うが、そもそも英語がHigh Context用の言葉で、それが母国語の人達はそれに慣れているのかもしれない。それでも、Conflictのおかげでいい議論ができた部分もあると思うので、これからはうまくConflictを活用して、色々進めていけたらなと思う。

そんな、中々大変な最初の学期、Michaelmas Termが終わった後のご褒美は、King’s Collegeで忘年会!!最高でした!!!

初海外経験 Communication 指南書 – Social Event 編

マクロ経済学の授業で、授業中は同級生は積極的に手を挙げて発言する(日本の会社や社外の研修でも社会人はあまり発言しないけど、やっぱりそれは日本人だけ(?)みたい)、ので、先生はわざわざ生徒を当てて質問したりしない。・・・が、なぜか私だけ当てられる。今日まで2回授業があって、2回とも当たるという奇跡!!まぁ、偶々でしょうけど、、そして2回とも答えられないというww いや、まぁいいんです、、ネタになって。ちなみに授業自体は面白い。ちゃんと経済学の教授に習えるのがいいことです。

MBA受験を始めた頃は、「MBAに受かれば、それはもう英語が流暢にできる人間になっているんだろうなぁ〜」って思っていた。ですが、全然そんなことはなかったww むしろ受かってもこんなに出来ないものかと思う。上記の経済学も多分そのせい。この英語のせい(だけではないけど)で、最初の数日は少し衝撃を受けたのは間違いない。

ちょうどオリエンテーション期間が終わって、MBAが始まって2週間。やっぱりPre-sessionalはマイルドで、楽しかったので、MBAの2日目くらいまでは少し寂しかった。しかも、最初に行ったSocial event(飲み会)で大きな衝撃を受けた。これが噂の純ドメ衝撃(って今名前つけたんだけど・・・)ってやつです。いわゆるParty、会話の輪に頑張って入っても、同級生同士が会話していると何言ってるか分からない・・英語が早すぎる。。日本なら自分で会話リードしたりするのに、こっちじゃ無理。。それに比べて海外経験のある日本人同級生はしっかり輪の中で会話している。。なんてこった!!う〜〜ん、さすがに常にPositiveな私も1日目は少しDepressionして帰宅。。。ただ、最初にこれが経験できてよかったなと思い直した。

その後、海外経験(韓国)のある妻話すと、「私も最初は全然わからなかったなぁ〜」という、そして海外経験のある日本人同級生と話しても「私も実はわかってない」「その場にいるというのも大事かも」という。おぉ!!!そいうことか!!!ということで、Social eventに参加するときもとりあえず輪に入り、なんとなく会話。。というのを1週間も続けていると、、なぜか結構「Waka」「Waka」と言って、みんな話しかけてくれる。(実は名前覚えるのがムズ過ぎて、2/3以上覚えてないんですが・・)やっぱり日本と一緒で、Social eventにとりあえず積極的に参加して、喋れなくても、顔と名前だけでも覚えてもらうのが大事ですね!下は酒の力で自撮りした写真。実はこれ撮ったの覚えてない。。でもみんなは私のことを覚えていてくれた。

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そして、みんな何気に日本の事をよく知っている。Supply Chain Managementの経験があるメキシコ人は私よりトヨタのことよく知ってるし、ウクライナ人はなぜか日本のウィスキーが素晴らしいということを知っていて、私よりアメリカ人にそのことを熱く語っていた。ありがたいことです。下の写真は同級生とロンドンに出かけた日、まだ出会って1週間。ここでもそんな喋ってないんだけど、なんか楽しかったし、これ行ったことで仲良くなって、また後日話したりするからよかった。

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MBAで大事な事というのを先輩方に聞いたのだが、「何かしらLeadershipをとって、頑張ること。そうすると、MBA中もMBA後も、「あぁ〜何々で頑張ってた若林ね」となって覚えてくれる」という言葉をいただいた。確かにそうな気がする。同級生のコミュニケーション用にSlackを立ち上げたのも私だし(まぁ最初に受かったので)、Japan Trekの企画もしている。やっぱりこういうコミュニティーサイトで色々発言をするのも大事。Cambridge MBAの先輩方も同じように苦労されているよう。後、授業。残念ながら今は自分はそこまで、できていないんだけど、記載のようにみんな発言がすごい。その程度で、と思う内容だったり、それそこまで議論してもしょうがないでしょwwってことだったりするが、そういう事に熱くなる事が重要なのかもしれない。ちなみに私も細々と発言している。もっとしたい。

・・・というので、まだ2週間だが、非常に忙しい。多分人生で一番忙しい気がする。もう(比較的)歳だし、そもそもLong Sleeperなので睡眠は重要。でも上記Socialに、勉強、自身のCareerも熟考しなければならない。本当に1週間が1週間の感じがしない。もう2ヶ月くらい経ってない??でも、大変な事もあるけど、それがいい事なのかなと思う。

ご褒美というわけではないけど、公式のSocial Eventの場所が素晴らしい!!それが全部歴史のロマンを感じさせる場所で開催されるので、もう歴史好きにはたまらない。MBAでこれが体験できるのはケンブリッジ大学だけ!!(いや実はあとはオックスフォードがあるけど。。)ケンブリッジにこれてよかった!!

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ブログを始めるにあたって(執筆内容について)

本来であれば、この内容から始めるべきとは思いましたが、自身の人生の岐路の一つである娘の誕生から始めるのも一興と思い、そうさせてもらいました。

さて、本ブログですが、折角思いついたアイディアや感動を忘れてしまうのは勿体無いので、記録をしようと思った次第です。(まぁ、、言い方はありますが、始める理由は普通です。。)歳を追うごとに物事を忘れることが多く(というよりは思い出せないことが多く)なってきております。これは経験が時間を重ねるごとに増えるだけ、脳内のシナプスを辿る時間がかかるので仕方のないことですが。(シナプス云々はおそらくそうだろうと思っているだけで、本当にそうかは不明です)

今回、4年間を費やした私費MBA受験の合格を2017年9月にいただき、今年の2018年8月5日(本プログ記載時から8日後)に渡英することになりました。ここでの経験は何物にも代え難いものとなると思っています。また前出のように第一子の誕生と成長から受けた感動や知見もしっかり記録しておきたいと感じています。この二つのことから、ブログを始めるには格好のタイミングであり、執筆を決めました。(ってそんな大層な決断ではないですが・・)

本ブログでは、タイトルにあるように、ケンブリッジ大学におけるMBA取得を通した経験を記載する予定です。ですが、そもそもケンブリッジ大学には私が子供の頃に自然科学に興味を持ったきっかけを与えてくれた人がたくさんおります。ニュートン、ダーウィン、スティーブン・ホーキンス。。。また、「歴史」は私の中でも重要な糧となっているのですが、1209年創立の伝統あるケンブリッジ大学には純粋にロマンを感じます。よって、MBAに限らず、ケンブリッジ大学の歴史やスタイルを学びつつ、ビジネスや諸学問の最新状況の共有、そして全体としてケンブリッジ大学がどう社会に影響を与えているかを執筆できればと思います。(少なくともそういう気持ちで1年間を過ごしたいと思います。)

その上で以下についての記載を想定していて、この執筆開始より過去の内容(妻の妊娠やMBA合格までの軌跡等)も含みます。

  1. ケンブリッジ大学 Judge Business School(MBAコース)における経験の記録
  2. ケンブリッジ大学やイギリスの社会、文化
  3. 英語勉強法一般
  4. MBA受験(私費)
  5. 妻の妊娠、出産、そして子供の成長

後悔がないようにとの思いで始めるブログですが、お付き合いいただければと思います。「あのようなチャンスをもう一度手にするための幸運は今後、どのような努力と犠牲を払っても、得られることはないのだから…」ケンブリッジ大学でのご経験後に書かれた先輩のブログの一文です。(http://cambridge2007-08.blogspot.com/2013/04/mbacollaborative-ethos.html)