0歳児の3泊海外旅行: ポルトガル

ポルトガルとはどういうイメージだろうか??正直、ヨーロッパの中でも少しマイナーだと思う。ポルトガル行くくらいならスペイン、みたいな?私が大分時間を浪費(?)したAge of Empire Ⅲ (下画像)という大航海時代をベースにしたRTS(Real Time Strategy)ゲームでも、なんとなく弱い国であった。が、大航海時代が始まったのはポルトガルがカナリア諸島やマディラ諸島を発見(探検)してからなので、歴史マニアとしては心踊らされる場所なのだ!ここら辺の島は最近はリゾート地だけど、MBAの同級生も何人か行ってたなぁ〜。

さて、そんなポルトガル(主にリスボン)に、Lent Termの半ば、3月最初の週の週末に訪問した。私としては憧れの地だったので非常に楽しめた!目的はここでも3つ。戦国時代の日本人の足跡を辿ること、イスラムとカトリックの融合を感じること、そして、美味しいシーフード!!

まず感動したのが、リスボンの坂!かっこいい。まぁ、坂のおかげで荷物と子供を持って歩くのが大変なのだが、、でも坂の先に海(湾)が見えて素晴らしい!!そして、ホテルに到着。ホテルというかアパートメント。今回のMBA生活の旅行で気付いたのだが、滞在先には3種類ある。ホテル、アパートメント、そしてAirbnb。MBAに来てからは主にBooking.comを使って、宿を探している。結構使いやすくていい。ホテルかアパートメントがここには載っていて、詳細は省くが、情報も詳細でオススメ。3月末にはスイスにも行っているが、宿がハズレたことはない。Airbnbはまだ使ったことないが、アカウントは持っている。結構いいみたいなので、いつか経験したい。ちなみに飛行機はスカイスキャナーで探している。さて、今回のアパートメントであるが、入り口と入った先のロビー?がボロボロで、最初はびっくりした。。だが、2階に上がるとレセプションがあって、管理者の方もいる。中々良い感じの、アパートメントだった。ただ、ホテルの方がサービスはいいので、予約時はホテルかアパートメントなのかしっかり確認した方が良い。

さて、話がそれたが、1日目は到着日なので軽く街を散策して夕飯。夕飯はやはり、シーフード。久しぶりのシーフードの堪能!!タコサラダ(後で気づいたが、どこにでもあるらしい)ポルトガルソースの魚、そしてワイン。やはりこの組み合わせは最高だった。そして、レストラン内には鯛がデザインされている陶器のお皿が飾られている。なんとなく日本のデザインに似ている。ちなみに、ポルトガルは陶器も有名。

2日目はリスボン観光。まずはエンリケ航海王子を称えたジェロニーモス修道院へトラムで。トラムはスリが多いとのことでそれは気をつけつつも、無事到着。この角が出ているデザインが少しこれまで見てきたヨーロッパの建築物と違うか、というイメージ。次に発見のモニュメントとベロンの塔へ。これらも大航海時代を称えるモニュメントであり、遺物、そしてこれが初の大西洋をヨーロッパ側から見た経験!!ここから大航海時代が始まって、日本にまでやってきたと思うと感慨深い。

そして、我々にとっては2日目のハイライト、天正遣欧少年使節が立ち寄ったというサン・ロッケ教会へ。彼らの足跡があるかと期待して、教会の中へ。が、教会の案内にはそれらしき記述は何もない。。内部にも日本を感じさせるものは見受けられない。確かに、この教会にとっては、当時、色々な国からやってきた使節の中の1つ、そんなに記録するものでもないのであろう。。と思っていた所、あった!!奥の間に、天正遣欧少年使節自体ではないけど、16世紀の頃の日本を描いた絵が。見た目がなんとなく中国っぽいのも当日の日本のイメージを表していて良い。彼らは非常に長い航海の中、危険もあるだろうに、何を思って日本にやってきたのか、、本当に、再度感慨深く、考えさせられる広間であった。これらの絵を妻と凝視していたら、係員のお爺さんが色々説明してくれた。そのお爺さんも話すのが嬉しそうでよかった。

そして、最後に丘の上にあるサンジョルジュ城へ。丘なので、当然坂がある。まぁ城だし。トラムでも乗るかと思っていたのだが、なんと幼児同行でトラムに乗れないことが判明!!!結局タクシーを探して目的地へ。いや〜いい景色。リスボンが見渡せるし、海も見える。

2日目の食事は、リスボンで有名なRamiroへ。ここも海鮮。そして確かにすごく並んでいる。。我々は予約して行ったのですぐ入れた。是非予約をオススメする。

3日目はリスボン郊外(と言っても大西洋側)のシントラへ。電車で40分ほど。が、この日は日曜日だったので、1時間に一本、おかげで時間がうまく行かず、50分ほど待つことに。平日は30分に一本らしいが、シントラという観光地なら、休日の方が使う人が多いと思うのだが・・・初心者考え過ぎるか?とにかくシントラに到着、ここからバスで目的のペーナ宮殿へ。最高だった。この白、赤、黄色の組み合わせのお城。正直昔これを見たら、なんて趣味の悪いお城なんだろうと思ったであろう。だが、これこそ正にイスラム教とカトリック教の融合ではないかと思う。こういうデザインは大陸内部にはない。シンデレラ城のモデルであるドイツのノイシュバンシュタイン城が良い例だ。でも、ここでは、きっと、レコンキスタ前後のイスラム教の文化に影響を受けて、こういうデザインになったのだと想像する。例え、このお城の設計者がドイツ人だとしてもだ。これもまた非常に感慨深かった。

次に訪れたのが、ムーア人のお城だ。ここは、洗練度は低いが、古い砦という感じ。城壁の上を歩いていくのだが、地形を使った勾配が激しい城壁で、子供を抱っこ紐で抱えながら歩いたが、結構危ない感じがした。ただ、景色はいい。さすが周りを見やすいように作られた城壁なんだろうと感じた。

3日の夜はリスボンへ帰ってパエリアを食した。隣が有名なお店ですごい並んでいたが、我々の入ったこのお店も美味しいパエリアが食べられた。

以上、ポルトガルは本当にいいところで、観光もしやすい。ご飯も美味しいし。個人的には男のロマンである大航海時代を色々感じられてよかった!ポルトガルのご飯が美味しいのは、大航海時代を席巻して色々な国の食文化が融合しているからだとどこかで読んだ。でも、そしたらなんでイギリスは微妙なんだろうか???