理由が難しい:イギリス食文化

ポルトガルに旅行した時にレストランかお土産屋さんで、「ポルトガルはかつて7つの海をまたにかけた、だから料理がおいしい!」と記載があった。この時、「じゃぁなんでかつての大英帝国、イギリスの料理はあんなにまずいんだ?」と思った。イギリス人にとっては天気の悪さと共にすでにブラックユーモア化している料理のまずさについて、その理由を分かる範囲で記載したい。ちなみに、検索するといくつか理由が出てくるのだが、なぜか個人的にあまりしっくりこない。たぶん本格的な研究はなされていないのではないだろうか。

結局結論は分からないこともあり、今回は短めに。ただ、スコットランドの首都エディンバラはムール貝がおいしかったし、ドーバー海峡沿いにあるBrightonはシーフードがおいしいと聞いているので、もちろん一概には言えないが。

イギリスのご飯の話をすると年上の方は「そうは言っても最近はおいしくなってるよね(らしいね)」とおっしゃる。私からすると「そうは言ってもまずいです」。もしかしたら大体日本人が行くところはロンドンで、ロンドンはおしくなっているのかもしれない、お金を払えば。。。と言いながら、よく言われる「イギリスって高いよね」という話、確かに外食は高めだが、イギリスの生活費用はそんなに高くない。Cambridgeが田舎だからかもしれないが、食費が安い。ビールもワインも、お肉も、野菜も全てが日本のスーパーより安い(魚介類は高いし手に入りにくいが)し、味もよい。あぁ、それなのになぜレストランで出てくるお肉はまずくなってしまうのだろうか。

この一つにまずイギリス人自体が比較的食に興味がないことがあげられる。妻の友達のフランス人の旦那さんは、職場でご飯の話やそれをどうおいしく食べるかの話をしても、なんとなく話がかみ合わないらしい。むしろ白い目で見られることも。これは食に執着するのはよくない事、という文化、「紳士は質素に」、があるからのようだ。でも日本人も(昔の紳士階級に相当しそうな)武士は食わねど高楊枝ではないか。

他の理由として、これは日本人の同級生が言っていたのだが、農村で地元料理が洗練される前に産業革命が起きて人々が都市部に流れたから、ということ。でも、産業革命前からそれなりに長い間、固定された土地に住んでいたのではないだろうか?ノルマンコンクエストが1066年で、産業革命までの約700年では足りないのだろうか?でもノルマンコンクエストでやってきたのは貴族なので、結局地元の農民達はその前も後も労働力として地元に住み続けているのではなかろうか?

ということで、やはり結論は分からないのだが、イギリスの食事がまずいというのは誰しも思うことらしい。Cambridgeでは、タイ、中華、ベトナム(Phoというフォーのお店にアイルランド人のRebeccaは2日に1回くらい行ってた)料理というアジア系が欧米人含めて人気だった。我々はピクニックや遠出するときは、ご飯を鍋で炊いて、おにぎりと卵焼きを作り、市販のソーセージとキュウリ程度でお弁当を作ったこともあった。まぁ日本人だからですが、その程度でもどこかで買うより断然おいしい。。

1歳児の誕生日2泊海外旅行:フランス共和国

イギリスは寒い。イメージ通りだ。よって、家にはクーラーが備え付けられていない。しかし、昨今は温暖化の影響で、真夏は暑い。私がCambridgeに着いたときは8月初であったため、非常に暑く、クーラーがないことを知り「大丈夫か?」と思った。一応その時は夜になって窓を開けると涼しい風が入ってくるので、熱帯夜を感じることなく寝ることができた。が、今年(2019年)はさらに暑く、寝苦しい日が続いた。そして、ヨーロッパ中が観測史上最高温度を記録した日に、我々は、あこがれの町パリにいたのだった。。。

妻はパリに行く事がひとつの夢であったので、Cambridge滞在中に実現すべく、7月の最終週の娘の初誕生日にかぶせてパリに行く事にした。飛行機だと、3時間前とかに飛行場に行く必要があるため、Eurostarを選んだ。King’s Cross駅の横のSt Pancras International駅からGare du Nord(パリ北駅)まで約2時間半だ。当然、娘は2時間半もジッとしていられないのでグズリ、電車内を車両から車両へ何回も往復することになるのだが仕方ない。

パリ北駅は少々危ないといわれているので、さっさと地下鉄でホテルへ。荷物が少なくて済むのがよい。ホテルはTemple駅近の「パリ・フランス・ホテル」というべたもべたな名前のホテル。2日間で330€くらい。まぁ、家族3人でパリなので、仕方がない。部屋も綺麗で十分広くて朝ごはん付き。一度安くて狭い部屋で大変な思いをしたので。今回もBooking.comで予約。

今回の拠点、パリ フランス ホテル。アクセスもよい。

ホテルに荷物をおいて、1日目はルーブル美術館の入り口確認とエッフェル塔、凱旋門からのシャンゼリゼ通り巡り。なぜルーブル美術館の入り口確認が必要だったかというと、私がルーブルのチケットネット予約を忘れ、当日券の購入が必要だったからだ。そして、この週は世の中も夏休み。なるべく早く当日券を購入するため事前確認に来た。ネットで情報を得ていたため、すんなり確認し、バスでエッフェル塔へ。しかし、バスに乗った瞬間、激熱。。実はパリも基本的には涼しいため公共交通機関内にはクーラーがない。この日の温度は40度近く。これは子供の健康にも悪いということで途中下車。Uberを呼ぶも、来るまで時間がかかり、外で待っていられないということで、近くに止まったタクシーでエッフェル塔へ。しかし、フランス語で(おそらくわざと)値段を言われ、現金を出したのだが、正直ボラれた。暑くて、涼んで着くことを優先したため、強い心で反論できなかった(反論するにも体力がいる)。その後、凱旋門からシャンゼリゼ通りと観光をしたが、正直暑すぎてあまり満喫できなかった。

夕飯はLe Baravというお店へ。ホテルの近くを予約した。事前にTrip Advisorで調べていたが、ワインのおいしいお店ということだ。せっかくのパリなので妻もワインを飲みたいということでこのお店にした。

実際にワインがおいしく、価格もそこまで高くはなかった。メニューはつまみ系が多いイメージ。他のテーブルを見渡すと、みんなチーズプレート1枚にワインのボトルを1つか2つという人たちが多いよう。飲み会や外食ではたくさん食べるというよりも、つまみによく飲むということが多いのかもしれない。食べる量が無駄に多くないのは大事なのだろう。街を歩いていても、明らかにイギリスよりスタイルがいい人が多い。Fish&Chips、特にChipsばかり食べているイギリス人とは生活習慣が違うからだろう。MBA中に工場見学の途中でお弁当がでたのだが、サンドイッチ、水、フレッシュフルーツ、そしてポテトチップス。なぜか常にポテトチップスが付いてくる。これがご飯の一部ということなのか。とか言いながら、このお店でも私は大目に食べ物を頼んで食べてしまったが。。

ちょっと頼みすぎた、、しかもハム系が二つ、、おいしかったのでいいけど。

二日目はルーブル美術館へ、この美術館は何度行っても楽ししい、妻も当然娘も初めてだ。しかし、昨日確認した入り口に朝8時ころに行ってみると、なんと、当日券は売れないとのこと。大混雑が予想されるので、ネット予約のみのようだ。いまさらながらネットの時代、、チケットはなんでも事前に購入しておくべきですね。。まぁ、電車予約、ホテル予約、夕飯のお店予約、に忙殺されて忘れてしまったんですが。。仕方ないので、近くのl’Orangerie(オランジュリー)美術館へ。ちょうど開館もルーブルより遅かったので、時間的によかったし、朝の比較的涼しいルーブルからオランジュリーへの散歩も気持ちよかった。しかもヨーロッパは幼児連れには優しく、優先列から入館できた。ここにはモネの睡蓮がある。実は、「仕方がない」とか言いながらここは世界中の美術館の中でも来たかった場所の一つ。その睡蓮が壁一面に展示されているのだ。妻も読書が趣味なのだが、私と違って小説をよく読む。その影響で妻の読んだ本を私もいくつか読むのだが、その中でも浜田マハが非常に好きだ。そして浜田マハのエッセイの中にこの壁一面の睡蓮の話があり、それを読んでから非常に訪れたい場所となっていた。そして、予想通り素晴らしい。美術館自体も外装内装が美しいし、その中のこの睡蓮自体もよかった。他にもルノワールやマティスの絵が展示されているのでお勧めだ。

オランジュリー美術館はルーブルとも近く、プラン変更しやすかった。ちなみにすぐ南にはオルセー美術館もあるのでそちらもあり。
これが噂の睡蓮!すばらしい!!

オランジュリーの後は歩いて6区と呼ばれるお洒落なショップやブティック並ぶ街区へ。ここにはダヴィンチコードにも使われた教会がある。が、そろそろお昼近く、観測史上最高気温が我々にも襲ってきた。結局早々とランチ。お昼は適当に探したのだが、なぜか日本人しかお客がいないお店だった。Crêperie des Canettes。何かの雑誌にでも紹介されているのだろうか?確かにおいしかった。やはりパリは違う。後で調べたらここはガレットが有名なお店だったようだ。

この後はピカソ美術館へ。ピカソ美術館にはいくつか有名な絵があると事前にブログで確認していたのだが、どうやら収蔵数が大分多いらしく、確認したブログに載っていた作品の半分も見ることができなかった。ただ、ピカソ「っぽい」作品はたくさん見れたので、娘のピカソ デビューということで一枚。いつかはゲルニカを見に行きたいと思っている。

夕飯の前に時間があったのでパリをブラブラ。実は私、ネクタイが欲しく探していた。以前新婚旅行でフィレンツェに寄ったときに購入したネクタイが安くてもよい柄だったので今でも使っているから、パリにもそういうのがあるはずだ!と思っていたからだ。しかし、デパート等に行っても高額だし、有名なブランドも当然高額。が、夕飯のお店の近くに、これまたフラッと入ったお店、mario dessuti opera、ではネクタイが25€(だった気がする)均一で売られていた!しかも見た目もよい。2掛け購入した。やはりスーツ関連は本場の西洋に限ると思う。

さて、夕飯だが、これが今回のハイライトだ。娘の初誕生日のために(実際は我々がおいしくご飯を食べるために、なぜなら娘は離乳食)、予約をした。Juvenilesというお店なのだが、実は、妻がCambridgeで知り合ったフランス人を夫に持つ日本人の女性に教えてもらったとのこと。彼女たちの趣味は食べ歩きで、パリに住んでいた時には、それを楽しみに生活していたようだ。翻ってCambridge、「趣味が一つ減ってどうしようかと思っている」とのことだった。そんなお友達に紹介してもらっただけあり、何を頼んでもおいしい!!イギリスの味に慣れていると、ヨーロッパ全体がこんなもんかと思い始めてしまうが、イギリスが特別だということを思い出した。これこそ正にお金を払って食べる外食だよね。イギリス人的にはもはやブラックユーモアな部分もあるが、なぜこれほどまずいのかは気になる。別途これについて記載してみたので、気になる方はご参照のこと。さて、子供の誕生日といっても、何をするでもなく、日々大変な思いをしている妻とワインとおいしい料理を楽しんだ。

最高に美味の今回の夕飯のお店(なぜか周りに日本食店が多く、ラーメン屋がたくさんある)。 1789年7月12日の午後、「諸君、武器を取れ!!」と大きな声でカミーユ・デムーラン が演説した、パレ・ロワイヤルの近く。

最終日の3日目は有名画家達が愛した地区であるモンマルトンの丘へ。なぜここが画家達の町になっているかというと、過去のこの辺りは地価が安く(丘の上で移動に不便)有名画家達が世に出る前に住んでいたからだとのこと。とりあえず有名なサクレ・クール大聖堂は見ておいたが、目的は娘の似顔絵を描いてもらうこと。というのも、ここにあるテルトル広場は多くの無名画家達が青空の下創作に励んでおり、有料で似顔絵を描いてくれる。最初によさそうな雰囲気の画家がいたのだが、交渉に行くと我々が日本人と知り、「俺はキムタクの絵も描いた」と写真を見せてきて、どう見ても嘘。妻も絶対ヤダとのことで、別の画家へ。何人かのところで交渉したが、結局女性の画家に決めた。良い雰囲気のおばあさん。他の画家の方はスマフォで写真を撮って書いてくれるので、その場にいなくてもよいのだが、この人はスマフォ禁止。逆にそれに親近感を持った。値段は交渉すべき。娘のみか、3人を描いてもらうかで値段も違うし、画家個々人でも異なる。確かな値段は忘れてしまったが、確か3人で80€くらいだったので、今回は娘のみ30€くらいで描いてもらった。30分くらいだったと記憶する。そのあと近くのお店でお昼を食べて(当然私はビールを飲み)、Eurostarで帰英。全体として、もちろん良い旅であったが、やはり歴史的猛暑の影響で、特に1日目はあまり楽しめず、シャンゼリゼ通りももっと優雅に歩きたかった。今回はルーブル美術館も行っていないので、次回もう少しゆっくりしたいところである。

今回描いてもらった画家の方

ちなみに、現在、日産問題で熱い日仏関係だが、一方では「今上天皇は昨年9月、皇太子最後の外国訪問としてフランスを8日間にわたって訪れている。日仏友好160周年を記念して開かれた「ジャポニスム2018」に合わせた訪仏だったが、これにはフランス政府の強い要請があった。フランスとしては即位前の皇太子を元首級でもてなすことで、日本との関係をより強固なものにしたい思惑があった。外国の元首でもめったに使わないベルサイユ宮殿でマクロン大統領夫妻は歓迎晩餐会をもった」とのことで仲良しなのは良いことだ。是非実務的にもよい関係が続くとよいと思う。

課外活動って必要??Impulse Programme

Disneyが好きで人生初のアルバイトはDisneyのキャストであった。色々なことを学べたと思う。例えば、企業には理念/Misson(Disneyでは「ゲストにHappinessを提供する」)があり、それを元に我々の行動に落ちてきているのだな、とか。そのための行動原理として4つあり、4つ目に「Efficiency」とあって「Disneyっぽくないな」と思ったものだが、それも、例えばゲストをアトラクションで待たせ過ぎたらHappinessに影響する、ということのようで、「そのように落とし込むのか」と感心したものだ。このようにアルバイト等の外部の活動(課外活動)で色々な気付きを得られるはずなのだが、当時の私は「課外活動」をなんとなく、うさん臭く、遊んでいるようなイメージを持っていた。「課外活動」で例えばボランティアをやっていても、それが今の学業もしくは研究内容にどういう意味があるのか?と思っていたような気がする。ここでもDiversity観点が欠落していたなと思う。結局私はアルバイトくらいしかしていなかった。最近でこそ、Open Innovationが謳われてきたこともあり、外部Communityの活用が企業でも重視されているし、ヘンリー・ミンツバーグも「私たちはどこまで資本主義に従うのか」で、Community活動は重要となっているが、昔はそこまでではなかったと思う。しかし、今回課外活動の重要性を認識した。

MBA受験用のエッセイでも「課外活動」を記載する欄があるし、MBA中も「課外活動」が推奨されている。在学中は「課外活動」の一つとしてImpulse Programmeに参加した。 以前にも記載したが、Cambridge MBAの強みの一つとしてEntreprenuershipが盛んな地域ということがある。Cambridge自体が、歴史的に理系に強い大学であり、そこから生み出される新技術をもって起業したり、そのような技術やそれを創出している人材を求めて企業が研究所を置いている。そのEntreprenuership Ecosystemの一翼としてMaxwell Centreという場所がWest Cambridgeにある。そこで毎年開催されるStart-up向けプログラムが、Impulse Programmeという(どちらかというとアクセレレーターというより(下記参照))インキュベーション・プログラムである。West Cambridgeはこのような大学と産業を繋げる場所として定義されており、Maxwell Centreや Cambridge Enterpriseという大学のVenture CapitalのOfficeがある場所の総称である。Impulse Programmeの対象はPh.DやPost-Docだ。

Startup EcosystemとしてのCambridge
右側がCambridgeの中心で、左上の赤枠がWest Cambridge
Cambridge MBAのElective、New Venture Finance、Session1の資料より抜粋
Robert (Bob) Wardrop

参加経緯は同級生のSlavanというオーストリア人の活動からだ。彼はScientistであるが、すでに起業しており、非常に優秀だ。彼自身がCambridge内のNetworkingで出会ったAlexandraという女性がImpulse Programme全体のCoodinatorをしており、Slavanが彼女と会話したことが発端であった。SlavanからSlackとWhatsup(同級生内のCommunicationにはこの二つを使っていた)に「興味がる人はDM(ダイレクトメール)くれ」と記載があり、課外活動に飢えていた私は早速Slavanに連絡したのが、Lent Termの後半、2月か3月くらいだったように思う。結果として6名のMBA同級生と参加することになった。

参加MBA同級生6人。なぜかNicが写ってない。。一番右がリードしてくれたSlavan。

Impulse Programmeは4月から7月の3か月間のプログラムで、参加者は事前審査で50~60名くらいの人数に絞られて、6~7名のチームに分けられる。Goalは投資家へのPresentationであるが、それまでにMentorとの会話を経て、現実味の高いビジネスプランにもっていく。各チームにMentorとFacilitatorが付いて、Mentorは実際の起業家や投資家だ。私が担当になったチームのMentorはarmの創業者の一人であるJamie Urquhartであった。このプログラムの中で決められた集合時間は4月のオリエンテーション週と7月の最終発表週のそれぞれ一週間であり、この期間でMarket ResearchやFinancial Plannnigのセッションがある。その期間以外は自由時間であり、Presentationに向けた作業やMentorへの相談をする。 FacilitatorとしてはMBAの同級生が実施した。ちなみにハーバード大学卒のアメリカ人同級生が参加者にいたのだ、今回初めてしゃべった。。

途中のSessionの一枚、ノーベル化学賞受賞者の Sir Gregory “Greg“ Paul Winter

Facilitatorの役割は、主催者側も考慮してくれていて、「Team Memberへの連絡」や「提出物が遅い人へのNudging」をして欲しい等々を定義してくれていた。ただ、これはFacilitatorとMentorや他の参加者が困らないように役割を与えてくれただけであり、実際は実務経験やMBAの勉学からTeamの議論にコメントしたり、相談に乗ったりすることを実施すべきであろう。私自身つたない英語で無理やり議論中に意見を言ったりした。意味があったかどうかはおいておいて。MBA同級生の中にはもっと積極的な人もいて、 Egor はPwCやDeloiteというコンサル会社を渡り歩いている人物だが、すごくTechnicalな人物で、 Team Memberの一人と会話をして自分のData Scienceのバックグラウンドを生かして一緒にPitching(プレゼンテーション)をしていたメンバーもいた。さすがだ。 私にとって最もよかったことは、MentorのJamieと知り合えたことだ。イギリス人だからなのかCambridgeにいる人だからなのかは分からないが、彼らは非常に縁を大事にすると思う。まさに一期一会でこの「たまたま」あったと言うことを大事にしていると思う。ちなみにJaimeはスコットランド人だ。「English?」と聞くと「No, Scottish」と返ってきた、迂闊。。彼と話した内容は「私は基本的にSEなのだが、Venture Capitalや似たような世界に行くためにはどうすればよいか?」というものだ(なぜVCについて聞いたかはまた別の回で)。彼も自分はGeekだと言っており、(って私はCodingもできないのでGeekではないが、広い意味でオタクで理系ということの意味だということにしておきたい)それでもOperation担当になったことで、armの創業活動からVCの実施まで出来たと言っていた。Operationを経験することが必ずしも必要ではないが、自分にとっては意味があった、と。この言葉には考えさせられた部分がある。自分の年齢を考えて、「もっと早く」と思った部分もあるが、一足飛びに行く必要はないのではないかとも思い始めた。やはり、こういう会話の機会は貴重だ。ちなみにCambridgeは町が小さいので、「少し話したい」というのには非常に良い。東京みたいに移動に数十分かかったりしないので、気楽に「じゃぁ昼に」とか、「じゃぁ夕飯後Pubで」といえる。

Impulse Programmeへの参加はMBA生活の後半に実施したこともあり、ある意味MBAを総括しつつCareerを考えるいいきっかけになったと思う。このような課外活動、もしくはCommunity活動は普通に仕事をしていても重要だと思う。なぜならばMBAもそうだが、完全に自分の要望にマッチした仕事というのはないと思う。それを補完するのがCommunity活動なのではないだろうか?例えばIT企業に勤めていても、政治や経済のことを考えたいとか、もっと住んでる地域に貢献したい、等々。

最後のDinnerチームメンバーと。後ろの右から2番目がJamie

帰国:タピオカとラグビーに驚いて

Cambridge在学中、同級生の女子が「Bubble Tea買いに行こう!」と言っていて、Bubble Teaってなんだ?と思っていたところ。「あぁなんだタピオカミクルティーかぁ~、日本でも一時期流行ったな」と思っていたら、、、なんと!!日本でも再ブームが来ているではないか!!地元にもたくさん。阿佐ヶ谷がタピオカミルクティー初上陸エリアらしく、聖地らしいのだが、検索してもEvidenceが見つからなかった。。単なる噂か。

阿佐ヶ谷のタピオカ店開店日は半額で長蛇の列だった(ちなみにこの写真は私ではありません)

もう一つの日本熱狂、ラグビーと言えば高校時代に体育の授業で練習をした覚えがある。投げ方は習ったが、ルールをしっかり習った覚えはない。たまたま体育の先生がラグビー部の担当だったから「ラグビーをやらされているんだな、つまらないのに。。」と思っていた。そのくらいの関係しかなかったので、9月17日に帰国して周りがラグビーの話をしていることに心底ビックリした。アイルランド戦は、帰国直後ということもあり、アイルランド人のRebeccaから「ワカ見てる?」と連絡がきたから、ちょっと見た程度。が、結果として帰国後の日本戦は全部見た。面白かった。スポーツ観戦は2時間程度拘束されるので、好んで嗜むことはなかった。サッカーでさえ殆ど見てない。サッカー部の時も友達がチームや選手の話をしても殆ど分からない。まぁだから上手くならなかったのかもしれないが。でも、こういう盛り上がりの時だけでもニワカにファンになるのは双方にとって良いとは思うけど。ちなみにラグビーもサッカーもEngland発祥で、サッカーはCambridge発祥。CambridgeにあるParker’s Pieceという公園がその場所で、この公園の木の間の距離が今のGoalの幅の元になっているという噂を聞いた。ラグビーもそうだが(Cambridge発祥ではないが)、サッカーも非常に知的なスポーツだと思うので、Cambridge発祥なのもうなづける。

CambridgeにあるParker’s Pieceの場所、左上に「ケンブリッジ大学」と記載がある通りここら辺りが中心です

ということで、すでに一か月経ってしまったが、帰国時の感じを忘れないために(ってもう忘れてる事もあると思うが)、この回を設けた。実は1月と8月に日本に3泊5日で帰国しているのだが、1月はJapan Trek、8月は面接10個、で日本を感じる暇はなかった。。

まず、帰国して感じたのは、「遂に日本に帰ってきたな」ということ。と言っても、1年しか海外に行っていない。が、 大人になってから最も長い1年間だったと感じる。MBA受験中の約4年間は本当に1年が早かった。変化はあるにせよ、毎日勉強という同じサイクルの繰り返しだったからだ。一方で、留学中の1年間はなんだかんだ言って気を張っていたこともあって、長く感じたのだろう。以前も記載したが、1年間という思いが最初からあったので、気を張ったまま走り続けられたのだと思う。2年間同じ力の入れ具合で走るのはできなかったのではないか。MBA後の人生もなるべく長く感じる毎年にしたい。そう感じるためにどう行動するかというのは何となく分かった気がする。

生活面では、やはり日本は楽。35年間も住んでいるので当たり前という部分もあるが、日本語は通じるし、コンビニで何でも買えるし、電車も時間通り来るし、遅れた場合の対応は親切だし、Relaxして活動できる。

ちなみに「Relaxできる」と書いたが、実は帰国直前直後は大変で。。直前にいったクルーズ旅行のどこかの町の生ものに当たったのか、私が直前に嘔吐下痢で倒れ、空港行きのバスは途中で故障し3時間遅れ(帰国後に色々言って返金してもらった)、ギリギリ飛行機に乗れるも、妻が飛行機で同じ症状で、私が娘をあやすのだが飛行機内ギャン泣きで迷惑、妻は空港の検疫に引っ掛かり、その日は私の実家に帰るも娘にもうつり嘔吐、そして母親にもうつり。。という状況であったが、それでも問題なく住めるのが日本。

もちろんそのような便利さや品質を追求しすぎなところもあって、その結果が長時間労働や外国人労働者に対する過剰要求問題に繋がっている部分もあるのだろうけど。

ビジネス的に言うと、キャッシュレスを本格的にやろうという気概が感じられた。それに伴って、Cloudやモバイルアプリの宣伝が増えたなと思う(ビジネス的に言うと、キャッシュレスを本格的にやろうという気概が感じられた。キャッシュレス風潮のおかげかどうかわからないが、Cloudやモバイルアプリの宣伝が増えたなとも思う。イギリスは、事前にも情報を得ていたのだが、やはりキャッシュレスが進んでいる。日本で一番現金ではないと困るのが割り勘だと思うが、イギリスでは(欧米はそうなのかもしれないが)キャッシュカードと非接触型のデビットカード一体型カードが普及しているため、支払いが早い。それもあって、お店で大人数で食事をしても支払い時に一人一人払うことを定員さんが許容してくれる。よって、この場合でも現金を持つ必要がない。この時の金額は一人一人言い値である。確かにこっちの方が効率的だと思う。電車の乗り方も切符の購入チェックは甘く、ただ、見つかったら高額罰金という運用。日本だったら、デビットカードを全員持っていても、店員が全部計算して正しいか確認しないと支払えない気がするので、どちらにしろ実現は難しいか。ちなみに、現在イギリスのオンラインバンクで有名なのはMonzoとRevolut。同級生もどちらかを持っている人が多かった。日本進出に関しては、Revolutはそろそろなはずで、Cambridge MBAの求人サイトにも日本のXXマネージャーのポジションが出ていたように思う。Monzoは不明。日本では、デビットカードもオンライン銀行もまだまだ普及がいまいちのように思うが、その話はまた別途。唯一現金が必要であったのが、洗濯。マンションだと洗濯機は基本共用で、しかも、コインランドリーなので、コインが必要である。このために現金をおろしてCoop(スーパーの一つ)で何か購入してコインを手に入れるという運用をしていた。(なんのこっちゃ・・・) ビジネス的に言うと、キャッシュレスを本格的にやろうという気概が感じられた。それに伴って、Cloudやモバイルアプリの宣伝が増えたなと思う(

駅も大分変ってきているなと感じた。特に東京駅、新宿駅、渋谷駅は開発がすごいが、ローカルの駅(武蔵小金井とか)もスタイリッシュになってきている。在学中に遊びに来てくれた友達の一人にJR東日本に勤めている慶應大学時代の機械工学科の同級生がいたのだが、彼がJRも運賃だけでは成長できないので、駅周辺の生活と合わせて考える方向性にTransformationしているとのこと。ちなみに彼には卒業以来会ってなかったのだが、MITも卒業していて(確かにScientific Englishとかいう、英文をどのようにAcademicに書くかという授業を慶應当時一緒に受講していた。その時のTeaching Assistantが成城高校時代の英語の先生のアシスタントのオーストラリア人でビビったことを覚えている)、みんな頑張っているんだなと思った。

生活と直結するJR東日本の経営戦略

駅も電車内もそうだが、日本ってやっぱりCreativeなのではないかと思えた。そして、それらの宣伝/広告が捻っていてやっぱり面白い。イギリスの広告は無味乾燥だった。電車時代も無味乾燥だが、その中の広告も断然日本の広告の方が面白いと思う。日本はアニメ等のEntertainmentでも認められているしUX(User Experience)という意味でもここら辺のCapabilityは使えるのではないか。Gamificationも使い方は難しいがもっと突っ込んでいけそうだ。一方で日本のビジネス文化的に仕事とPrivateは完全に分けるみたいな部分もまだあるので、相互のcollaborationが難しいのかもしれない。日本は外部の技術や文化を取り入れるのがうまいといわれる時もある。私も思う。例えば、女性の服装は「洋服」と言いながら、やっぱり欧米とは違う独自のスタイルをCreativeに追及していると思う。これもいいUniquness(もしくはDifferenciation)なのではないだろうか?ちなみに男性の服装はあまり見てないので、特に何も感じない。あえて言えば、スーツはやっぱりヨーロッパのスーツがかっこいいと思う。が、着こなしはやはり白人には敵わないとも思う。やはりどこかで着物への回帰が必要か。。。着物ならやっぱり日本人の方が似合う。

自分自身のCreativeさは残念ながら低いと思う(だからCreative Labを受けたのに微妙だった・・・)が、それでもCreativeになりたくて、MBA受験中はよくカフェで勉強していた。スタバが一番多くて、新宿三丁目のマルイ2階に毎朝通っていた。この前帰国後に伺ったら、バリスタの方が覚えていてくれて嬉しかった。他にも阿佐ヶ谷駅のプロントや銀座マロニエ通りのスタバにもよく通っていたが、両方とも内装がスタイリッシュになっていてびっくりした。カフェで勉強や仕事をする文化はどうなんだろうか?私は結構長時間居座っていたので、お店的にも他のお客様的にも迷惑なのかもしれない。一方で、内閣府が掲げるSociety 5.0についてのではカフェ勉強/仕事はエネルギー効率がよいとの記述があった。それとは別に私は通勤時間は40分~1時間くらいがベストだと思っている。それはカフェと通勤が私にとっては外部とのよい接点だと思うからだ。毎日家と会社の間だけを通勤していたら、その二つのことしかわからなくなるように感じる。もちろんカフェと通勤だけで外部の事が分かるわけではないが、何かしら接点を持っておきたいと思う。カフェでエッセイ記載や資料作成をしているときに、行き詰って、ふと周りを見渡すと色々な人がいて、そこからまたIdeaが沸いて作業が進むということは多々あった。そういえば、IBM箱崎日本本社の社員食堂がスタバみたいな雰囲気になってってスタイリッシュだった。先輩に聞いたら、最近そうなったらしい。いい取り組みだと思うけど、私の外部との接点という意味では使わないだろうな。。

銀座マロニエ通りのスタバ、席予約もできるらしい。

今回は生活していて純粋に思ったことを記載した。Careerや今後のことについてはまた別途記載したい。

ビールと交流とEaster Elective

もしかしたら既に同じネタを記載しているかもしれないが。。Easter Termの話はコミュニケーション・ツールやEntertainmentから始めているので、今回はビール、もしくは飲み会について。

MBAに行って気付いたが、日本人は良く飲む。今回たまたま良く飲む日本人が同級生になっただけかもしれないが、他国のMBA同級生にビックリされるほど良く飲む。逆にビールもワインも西欧から来た(ワインはジョージア原産だけど)のに、当の西欧人がそんなに飲まないとはどういうことだ?もちろん特定の日に浴びる程飲む事はあるが、私みたいに(飲み会と自宅含めて)毎日飲む人は殆どいない。確たる理由は分からないが推測するに、西欧ではアルコールは悪というイメージが強い気がする。何となくドラッグとアルコールが少しだけ近いイメージで同一視されていて、アルコールが酔っ払い親父の暴力や交通事故死を連想させているように思う。また健康の為に比較的厳格に控えている場合もある。香港人の女性は「先週は何杯飲んじゃった・・・健康に悪い」「ワカはそんなに飲んでいるのに何で太ってないし、(36歳の割に)若く見えるの?」と言っていた。たぶん、飲み会の無い日は夜10時にベットに入るようにしていたからだと思う(いわゆるお姫様時間、関係ないか)。確かに日本と他国(明確にどこと言えない・・シンガポールや香港も西欧っぽいところがあるし)ではお酒に対するイメージが違うかもしれない。日本では「お酒は適量」。が、他国同級生曰く「WHOの発表ではお酒に適量はない」とのこと。一方で日本人が良く飲む理由はもしかしたら一般的にShyだからかもしれない。お酒の力を借りて腑を見せ合う、という事か。日本人が本当にShyなのかどうかは、これまた定かではないが。ところで「イギリスにはPub文化があるじゃないか」と言われる方がいると思う。おっしゃる通りでCambridgeでもPubで沢山の人々がビール片手に語り合っているのが見られる。ただ、彼らが日本人より飲んでいるのかは分からない。しかし、このPub文化は非常に良いと思う。Pubは沢山あるので、ある人と少し意見交換したい場合も「じゃぁここで軽く飲みなが」と言えるし、実際ビール1、2杯の軽くで会話して終われる。日本で「軽く」と言っても結局夕飯のようになって多く飲んでしまう事にならないだろうか??まぁそれも良いのではあるが。Easterでは、生活への慣れもあり、何度か軽くPubで会話して意見交換のような事ができた(実は一人で飲んでた時もあった)。何にせよ、イギリスでも日本でもビールは良いコミュニケーション・ツールの1つであると思う。

The EagleというCambridgeの有名なPub、DNA構造の発表がここでなされた
が、観光客ばかりがいるのでCambridge生はあまり行かない

さて、実はビールについてもう少しネタがあるのだが、長くなりすぎるのでここでElectiveの内容に移りたい。

正直、Lent TermのElectiveは失敗だった、Creative LabというCreativeな考え方が出来そうなElectiveを取ったのだが、ただの「アイディアをどうPitchにまとめるか」の授業だった。一応「物事を考えているときは脳内の氷山の一角部分しか意識に出てこないので、CreativeなIdeaをするためには深層の部分にアクセスすべき」というような話はあった。が、そこにどうアクセスするかの方法や練習はなかった。昔日本で受けたCreative系の授業では、例えば、「部屋におかしな絵や写真を貼っておいて、煮詰まったらそれを見ながら考える」等。

おかしな絵の例、不思議の国のアリスはその名の通り不思議なので良いよう

Creative Labの先輩達からの評価は高かったので担当教授のせいだと思う(コースの担当教授は毎年変わったり変わらなかったりする)。もう一つ、Managing Innovation Strategicallyという授業があったのだが、これは私がIBMに勤めていた事もあり、得るものは少なかった。つまり、授業内容は殆どIBM内で実践されている事であったからだ。まぁ、やはりIBMはそれなりにちゃんとやっているのだなと感じた、Innovativeかどうかは置いておいて。。最後の一つ前出のNew Venture Financeは良かった。正直Finance初心者の私には未だに理解できていない部分もあるが、概念等初めての事だったし、教授も良かった。この結果Easterでは同じ教授が教えているFintech Strategy for Non-Financial IndustryというElectiveを取った。一応IBMでは金融担当だったのでFintech系もそれなりに知っているのだがCreative Labの失敗を生かして、教授で選ぶのも重要だと思い受講した。後はMerge&Acquisition(M&A)とPrivate Equity(PE)だ。単位にはならないがテストも受けなくて良い聴講が一つ取得できるのだが、これはLiberalization Regulation in Financial Marketを取った。

Fintech Strategyの教授はCambrige Centre of Alternative Finance(CCAF)の創設者のRobert (Bob) Wardropだ(RobertがなぜBobになるのか分からない、、ロブじゃないのか?)。ちなみに、JudgeにはCCFAのような専門的なFacultyがいくつかある、他にも活発なのがEntrepreneurshipを進めているThe Entrepreneurship Centreだ。さて、このボブの授業はテンポ良く進み、話し方にも信頼が持てる。金融のことをやっているが「自分は社会学者だ」と言っていて、その辺りにも共感が持てる。(Fintechのような)Technologyの事や金儲け(?)の金融の事を社会学としてAcademicに考えているという部分が良いと感じた。内容は、銀行や信用の話から、Blockchain、最新のFintechまで網羅していた。ただ、残念ながらBlockchainの回は難解だったようで、事前知識が無い同級生が新たに理解できた例は皆無に思えた。私としてはBlockchain含めて信用をこれからどう創出して管理していくかという議題に対しては考えさせられたのが良かった。もちろん、まだ答えはないのだけど。

FIntechの授業中に出た、これは誰で何した人?という問い
答えはCambridge大学のTrinity Collegeの教会内にあるニュートンの像で、彼は元々王立造幣局の職員で、貨幣の信用創出に力を注いでいたという話

M&AとPEの授業であるが、内容はそれらの業務内容を綴り、B/S等の財務諸表でどう評価するかというモデルの部分であり、一般的な内容だ。よって私の受講理由だけ記載しておくが、以前も記載したのだが、Lent TermからMoney Gameと思って嫌いであった投資や財務についての経済界での意味について興味が湧いて来ていた。よって、それらの業務に触れられるM&AやPEを受講している、New Venture Financeも同じ文脈時で事項している。また、M&Aの先生は実際にBarclays銀行でM&Aを担当していた人だし、PEの方も経験のある方で意義のある授業であった。

ただ、正直、M&AやPE、New Venture Finance、果ては経済学系の全く経験のない授業は授業内容をしっかり咀嚼するための十分な時間が無かった。これらは実際に投資やそのような業務に携わる時に改めて勉強をし直す必要があると思っている。

Easterでもまだ有ります Core 授業

前回ダンスについて、「同級生は飲んだ後よくダンスに行く」と記載した。でもよく考えたら、日本人も飲んだ後同じようなところ行きますよね?カラオケ。そして、人によっては(私もだが)カラオケ中に踊ったりしますよね?そして、日本人もクラブに行く人は結構いるし、外国人でもカラオケが好きな人は多い。Cambridgeにもカラオケ屋がいくつかあって、予想外に同級生とよく行った。カラオケ行って日本人同級生数人とAKBを踊ったら、数名の外国人は「日本人がこんな感じで踊るなんて!」と大分びっくりしたようで、その後よく「カラオケ行こうよ〜」と言われた。実際、日本にいた時よりカラオケ行っていた。。エンターティメントが好きなのはみんな一緒だし、やっぱり一芸はいいコミュニケーション・ツールになる。

さて、そんなカラオケもダンスも頑張ったEasterだが、今回は必須(Core)授業について記載する。必須授業はBusiness and Society、Operation、そしてMacroeconomicsだ。

Business and SocietyはSustainable Business(もしくはSociety)について学ぶ授業であり、昨今の世の中では必須の概念である。要は「ビジネスをする際には(短期的な)利益だけ考えてもダメだよね」ということで、持続的にビジネスをする(利益を上げる)ためには社会の事を考えていこうということである。それを実現させるための手段の一つとしてSocial Innovationが重視されている。ただ、このSocial Innovationは中々定義付けが難しいよう。実際、LentのElectiveでNew Venture Financeの1回目の授業でゲストとしてSocial Businessの会社を起業した(Social Innovationを実践している)女性がスピーチに来ていたのだが、同級生のドイツ人が「Social Businessの定義は何か?社会に役立つというのなら普通の会社もそのために存在しているのだから一緒ではないか?」と質問していて、その女性は答えに窮していた。私も完全に同意見で、わざわざ”Social”と付ける必要があるのかと思っているし、Sustainableもビジネスの基本だろうと思う。これに対する今の私の思いは、西洋的な資本主義の中で”Profit First”の思いが蔓延しており、そのAnti-thesisとして敢えて”Social”や”Sustainable”という必要があるということだと思っている。昨今再度脚光を浴びてきた渋沢栄一が作り上げた日本式の渋沢資本主義では最初からそのような概念があったので、日本が西洋的資本主義のAnti-thesisとして役に立てるのではないかと思っている。授業自体は少し微妙だった、同級生も同じ印象のよう。ただ、この授業は範囲が広いので、まとめ方も大変なのだろうと思う。先生の教え方や人気の教授については別途記載したいと思う。

授業中に実施したゲームの結果。チームに分かれて7年間で漁業会社のProfitを最大化する。しかし、魚を取りすぎると海に魚が居なくなって利益を上げられなくなる、という結果になっている。

Operationの授業は基本の他に、工場見学がある。私はジャガーを有するランドローバー社への見学に割り当てられた。ただ、この工場自体に見るべきものがあったかどうかは疑問。昨今ではIndustry 4.0が謳われておりIoTと自動化を駆使した工場が理想とされている。もちろん、Industry 4.0がまだ実現途中であることは理解しているが、その工場ではIoTのカケラも見れず、慶應大学の機械学工学科時代に訪問した工場との違いがあまり見えなかった印象だ。ちなみに、この授業の教授はJane Davisで、MBAの学長だ。ったはずなのだが、今は変わっているのか?私のCambridge受験時のInterviewerでもある。授業中にゲームを織り交ぜて、学生に対して理解と興味を促すよう工夫が見られた。

ちなみに前出のImpulse Programmeで知り合ったメンターが、Jamie Urquhartさんで彼はソフトバンクが約3兆円で買収した事で有名なarmの創業者の一人だ。彼は自分をgeek、ようはオタクだと言っていて、バリバリのエンジニア(だった?)なのだが、armではOperationを担当していて、それがその後のヴェンチャーキャピタルにおける仕事(Due diligence とか)に役立ったと言っていた。

ジャガー
とか載せつつ、車に興味がないので良さが分からない。。

と、実はここまでを前回記載していて、途中で思い至った。「Easter全部を一回で書かなくてもいいじゃないか」と。。。結果、前回はOverviewで今回はCore授業になっている。

さて、Macroeconomicsは一般的なマクロ経済学なので特記事項はないのだが、個人的には非常に面白かった。Michaelmasのマイクロ経済学もそうだが、世の中の事を何とか理論的に見せようとする先人達の取り組みは面白い。それが完全に成功しているわけではないと思うが、普通に仕事をしていても帰納法的に知見や経験を理論や法則に昇華して、実践することは非常に重要だと思う。AcademicとBusinessでの実践、一見相反するように見えるこれらを上手く一緒にやっていくのが重要だと思う。

Party people!! Easter Term Overview

(今回は前半がParty、後半が授業の話である、授業の分量少ないけど・・・)36歳のおっさんにキツイのはなんと言っても睡眠時間が削られること(ナポレオンの強みの1つは睡眠時間が少なくても全然OKはだったことのようだ)。そして、36歳にして初めて”クラブ”のダンスのような事を経験する事である。ここでいう”クラブ”はイギリス社交界のクラブではなくて、日本人の言う六本木のナイトクラブ、もしくはディスコの事である。私の友達も普通にクラブに行って踊っている経験がある人はたくさんいるが、私はない。踊るのが嫌いなのではなくて(実際AKBは大分カラオケで踊った、そのおかげで海外同級生とCambridgeのカラオケ屋で盛り上がれた。一芸っていうのはいいですね。)、なんとなくクラブに来る女性がParty Peopleっぽくて自分のタイプじゃないと思っていたからだ。まぁ、今ではDiversityの感覚がなかったなと思うけど。しかし、同級生は基本的に踊る。二次会はカラオケの代わりにダンスに行こうという。そして、36歳で初めて踊りの場に、その名の通り、躍り出るのは正直キツイ。当然どう踊って良いか分からないからだ。これが20代なら違うだろうと思う。ダンスもコミュニケーションの1ツールなので覚えているに越した事はないと感じた。また、踊る時は夜中を超える。これがCambridgeの良いところであり悪いところでもあるのだが、皆Cambridgeに住んでいるので、終電とかはない。よって、終わりの時間が遅くなる傾向が強い。私は朝方で、悪い事に、どんなに飲んでも朝早くに目が覚めてしまう(おじいちゃんか・・・)。そして、当然睡眠が浅いとその日のパフォーマンスが悪い。これは非常に非効率だ。

睡眠時間が少なくても活動できたナポレオン
それがリーダーの資質の一つなら私は終わっている。。。

それでもダンスにはよく参加した。特にEaster Termは、ほぼ最後のTermである。MBAと言えば、Networkingは一つの大事なFactorである。この最後のTermでもしっかりとNetworkingをする必要がある。イメージとしては、MichaelmasやLent Termで構築した同級生との関係やなんとなく肌感覚で分かってきたCambridgeの文化を駆使して外部との関係を構築するのが良いと思う。私は、Cambridge大学のVenture CapitalであるCambridge Enterpriseへのヒアリング、Cambridge大学のAccelelatorプログラムであるImpulse Programme へのFacilitator としての参加、そしてDowning CollegeのKeio Summer Schoolの手伝い、を実施した。それぞれについては別途記載する。

「夜中までダンス」という意味ではプログラムは1年間だし、この1年間だと思えばなんでも頑張れるということで、Networkingの為にも、繰り返しになるがダンスには進んで参加した。Easter Termは、Cambridge大学としても大イベントが企画される。それがMayballと呼ばれるものだ。Mayは5月、Ballは正式なダンスの事。Party People的にはHighlightである。6月の2週目から3週目にかけてCollege毎に1年間で最大のPartyが開かれる(Mayなのに6月だが、年月と共に時期が当初からズレるのは良くあること)。一般的にMBA生は3つくらいのMayballに行く。Judge、自分のCollege、そして歴史的なCollegeだ。私は自身のDowningのMayballはタイミングが合わず行けなかったが、MBA生がたくさん集まるという理由で、JudgeとHuges Hall(MBA生の3分の1がここ所属)に行き、日本人同級生からチケットを買ってMagdalen CollegeのMayballに行った。JudgeとHugesは正直ショボかったが、その分値段も安かった(90£くらい)。が、Magdalen CollegeのMayballは素晴らしかった。値段も190£と、衣装のレンタルで70£かかったが、想像以上のHigh Qualityで、それだけの価値はあった。まず衣装は男性はWhite Tie(燕尾服)が必須であるが、そんな物はイギリス人の学生も普通持っていないようで、レンタル出来る。ちなみに一般的なタキシードはBlack Tieである。時間は19時(くらい)から朝5時まで。当然ダンスしている。朝5時まで居た人達は”Suviver”と言われて讃え(?)られる。私は3時までいたが、次の日朝早くHeathrow空港に行かねばならず、寝ないで向かった(ある意味Suviver)。College内全体を使って区画毎に催し物がある(写真コメント参照)。本当にこれは参加してよかったと思う。Cambridge MBAに行く方は歴史的なCollegeのMayballは参加必須である。Queens’やJesusはMBA生も多く比較的行きやすい。チケット購入に乗り遅れても大抵2週間前くらいになると余りが出てくるので、「MBA同級生に余りが出たら売って」と言っておくと良いと思う。実際私もQueens’所属の台湾人の女性に頼んでおいたら2週間前に「余り出たけどいる?」と言ってくれた。結局都合が悪くて行けなかったけど、やはりQueens’も相当良いらしい。

入り口付近を対岸から
庭の一角でJazzが夜通し
ナイトディスコ
夜のPunting、最高!
生ハム食べ放題
生牡蠣食べ放題、シャンパン飲み放題

さて、先にPartyの事を記載してしまったが、Easterの後はSummer Termで、プロジェクトを自身でやるか、Internshipをやるかであり、MBA後の就職に向けた個々人の裁量に依る。Easterも授業面では、必須(Core)授業は減って、Business and Society、Operation、MacroeconomicsとConcentrationだけである。後はElectiveが3つか4つ。少し自由時間も増えるので、Summerに向けたプロジェクトの準備や、就活、前回記載したMBATの練習等に時間を費やすこととなる。

CoreとElectiveについては次回記載するのでここではConcentrationについてのみ記載する。

Concentrationは10つのTopicから一つを選ぶ。私はEntreprenuershipやGlobal Businessと迷ったのだが、起業を促進するシステムには興味があるが、起業自体を必ずしたいわけではないのでEntreprenuership は辞め、Global Businessよりも潰しがききそうなStrategyを選んだ。が、結果的にはこれは失敗だった。というより、Concentration自体が微妙なプログラムであった。Concentrationと銘打っており、しかも最後の必須授業でありながら10つのトピックから選ばせる辺りから同級生含めて非常に期待したのだが、何の事は無い、ただの計4回のSpeaker Eventであった。結果、内容はSpeakerのQualityに依存し、Concentration全体として上手く出来ているとは到底言えない。私はあまり授業やプログラムは批判しない傾向なのだが、Concentrationに関しては酷かった。同級生も同じ意見のよう。ただ、同級生によると中には良いSpeakerも居たようでSocial InnovationやGlobal Busineeの一部の方は良かったよう。またHealthcareの担当教授も良かったようで、生徒達のCareerの相談等も積極的にのってくれて、有意義なConcentrationだったようだ。確かにHealthcareだとStrategy等に比べて、その名の通りIndustry Focus(Concentration)されているので、教授としても色々アドバイスしやすいのだろう。StrategyのSpeakerで唯一面白かったのはイギリスの諜報機関の一つであるGCHQの前長官である。LeadershipにはVisivilityも必要だと話をいただき、ロンドンの爆弾テロの際にはGCHQ内を悠然と歩いて、落ち着いて行動するように促したという。それがStrategyと関係あるかどうかはおいておいて。。。

Concentrationはさりとて、Easter Term自体はCore授業が減ったとはいえ、逆に自身の裁量でやるべき事が多く相変わらず気が抜けない。私自身としては、このタイミングで色々な活動が出来始めて良かったなと思っている。