みなさんこんにちわ。ミュンヘンに住んで1週間が経ちました。外食は高いです。例えば昼食を外のビアガーデンで取ると、スープ7€、ビール500ml5€、占めて12€。€が168円(2024年5月11日)なので純粋に2016円。そして、今銀行口座がないので、日本のクレジットカードを使うと手数料が為替に上乗せされて185円くらい、つまり2250円です。お椀一つのスープとビールだけですよ!!
一方で自炊は安い!スーパーマーケットでは例えば牛肉赤身(どこの部位か分かりません・・・)の一番安いものは100gで0.75€。一人前くらいだと150グラム、これドイツ語で言うのがまだ難しく、「200グラムください」とドイツ語でいっても、1.5€。これを日本では高いホワイトアスパラ、20本くらい入って5€を3本くらいと、ニンニク、オリーブオイル、塩、胡椒で焼くだけで十分おいしい!!しめて4€くらい?800円以下。なんでイギリスとドイツの外で食べる牛肉のステーキは25€とかするのにまずいんだろうか。。
でもこんなに天気よくて、緑もいっぱいあるミュンヘンで、一人で家にこもっていてもよいアイディアは浮かばないので、外食昼でさえも高いのを覚悟して外へ。でも気持ちいいですな。

また本日のお題と関係ないことに3段落も使ってしまった。今回のお題はミュンヘンで何をするのか?である。前回記載したように今回は辞令をいただき、仕事で海外生活をしている。よって、そのミッションを達成することがまず必要である。一方で、大事な海外経験、それ以上に私の人生にとって意味あるものにしたい。よって、その両者を記載しておこうと思う。
まずは仕事面。あまり詳細は記載できないが、大きく二つある。1つはヨーロッパを中心とした事業部でもっとHitachi Ventures Gmbh(HVG)のCapabilityを活用して次の成長に活かしてもらうこと。もう1つはHVGのVenture Capitalとしての仕事に入り込み、そのプロセスをもっと日立製作所全体に活かすことだ。
1つ目だが、弊社にはHitachi Energy(元スイスのABBの一部)とHitachi Rail(イギリス始め海外の日立製電車はここが担っている)という日立全体の売り上げの大きな部分を担っている事業部がある。弊社の直近(2024年4月26日)に発表した23年度の実績のグリーンエナジー&モビリティがそれで、海外の中でも1兆円売り上げと異彩を放っている。ここへのHVG活用による更なる成長貢献が一つ目だ。少し具体的に言うと、HVGの持つ毎年1000社/人*ほどのStartupとの会話から見た最新の市場動向を次の戦略領域の議論に活かしてもらうことと、AdvancedなStartupとの協業による技術、ビジネスモデル、知見の獲得だ。
*(1日3社~5社会話しているので、最大で月100社、祝日長期休暇とか考えると1000社くらい、、と思ったけど5社会話できない時もあるし、出張とかで会話できない週もあるので、800社くらいか?500社は優に超えていると思う。)

もう一つはHVGの持つVCとしてのCapabilityをもっと社内のプロセスに活かすことだ。具体的なそのCapbilityは、例えば、Emergingな領域を探索したり、事業性を分析する能力だ。
この二つは似ていて、理想的な形になれば最後は1つの取り組みになるであろう。ただ、過渡期として、1つ目はHVGが出力する結果を活用する事で、2つ目は結果が出る前のプロセスを活用する事だ、と言えるかもしれない。
さて、次に仕事を超えてこの1年で何を考えていきたいか、ということである。これは大上段から行くと、自分が世のため人のためにどのように役立てるかを考えるということだ。当たり前だし、今までもそう思ってきたつもりであったが、実は日々の生活での自分の思考を思い出してみると、そうなっていなかった。40歳を超えて、本気でそれを考えなければと思っている次第である。また、自分の立ち位置は「日本人として日本のCapabilityを活かして、世界に貢献」である。20代以下で海外経験をしていれば、他の国での仕事が人生の大半になることもあったであろうが、30代過ぎで海外生活初経験の自分としては日本での仕事を主とし、それをLevarageして世界に貢献する方が良いと思っている。
一方で、↑の事が具体的に何かをすごい遠くから考えるのも難しいだろう。例えば、40兆円の宇宙ビジネスを立ち上げ、などはあり得るかもしれないが、少し遠い。具体的なことは自分の近いとこから考えてよいと思う。そういう意味では、この1年ヨーロッパで経験できるであろう事から考えたい。
まずは日本のあるべきイノベーションの作り方、スタートアップエコシステム、スタートアップ投資の仕方、スタートアップの姿、そういうものを考えていき、私がどう貢献できるかを考えたいと思う。
日本のスタートアップはご存じの通り欧米に比較すると見劣りする、特にグローバルへの意識が低いと思う。が、ある意味仕方ないとは思う。私も苦労した/している言語の壁もあり(これはこれで日本として解決しないといけない問題だが)、私も人の事言えるほど日本以外の現地でガンガンビジネスを立ち上げているわけではない。だが、実際のユニコーン企業の数を見ても一目瞭然、日本は24年1月時点で7社だ。

よって、日本のStartupを盛り上げる指標となるユニコーン企業の数を増やすために、HVGとヨーロッパのスタートアップエコシステムでの経験を積むことは1つ大事なことだ。
ところで、↑の数字を見てお気づきと思うが、「あれ、ドイツだってフランスだって少ないじゃん!」ということだ。そうなのだ、やはりアメリカがダントツ1位。なので純粋にユニコーン企業を見るならアメリカを見るべきなのだ。とはいえ、政治、経済、お金の流れ、などは各国違うしスタートアップとVCを発明したアメリカが強いのは当たり前。一方でヨーロッパの方が日本の状態にあっていて参考になるのではないかと思っている。
さらには「イノベーションに本当に(アメリカのような)スタートアップエコシステムが必要か?」という考えもある。「日本になぜユニコーン企業が少ないか?」という問いは多く、ネットにも議論が載っている。文化や教育習慣のせいもあるようだ。であれば、逆に日本の文化に合わせたイノベーションを起こす仕組みがあってもよいはずである。それがスタートアップというものではないかもしれない。それを考える意味でもヨーロッパの状況は参考になるであろう。
もう一つはヨーロッパで活躍している日本人の皆様とも交流を深めたい。それは「世界が日本にどう貢献するか?」ということのよい示唆をいただいたり、議論が出来ると思うからだ。
上記のようにHVGにおいてVCとしての経験は非常に意義のあるものになる。すでにVCとしてのプロセスに参加させていただいていて、学びが多い。もし、日本でCVCではなくてVC業界に入ることがあっても役に立つことは間違いない。ただ、自分はVCで働きたいか、たぶん違う。では逆に事業をリアルに作りたいのか、なんとなく違う。じゃぁそういう仕組みをつくりたいのか、そうかもしれない。いずれにせよ、まだ分からない。「何をしたいか?」は永遠の課題だと思うので、1年で答えは見つからないかもしれないが、考えの変化などの向上が見られればと思う。
「日本人として日本のCapabilityを活かして、世界に貢献」これはMBA後から変わっていない。が、住む場所としては日本が最適だと思っていた。今回ミュンヘンに来て、ミュンヘンなら住んでもよいのでは?と思ってもいる。本当に来ないと分からないなと身に染みる。そういう意味では、↑に記載したことも経験によりまだまだ変わるかもしれない。
